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フランス語フランス文化質問箱

408迷える大羊:2012/06/11(月) 13:51:06
中国=シナ=チャイナ・シーヌ?
 ユダヤ問題とか差別にまつわる問題が出てきたついでに・・・。現在、日本では中国を「支那」と呼ぶのは「差別用語」ということでマスコミでは行われていません。

 それに対し、日本の右派・保守系の人々は英語のchina、フランス語のChine(シーヌ)は要するに「シナ」だろ?なんで日本人が言うと「差別語」なんだ?との反論・反発があります。
 で、ご質問ですが、フランス語や英語のシーヌとかチャイナはやはり「シナ」が語源なのですか?

 右派・保守系に対する日本のリベラル・左派・在日中国人(といってもいろいろですが)の反論はシナ自体は差別語でなくとも、戦前・戦中に蔑称的に使われ、多大な被害をもたらした国から蔑称で呼ばれることを許すことはできないのは当然というもの。

 私個人はもっともな気もしますが、だけど欧米諸国にしたって、主だった国々はかつての租借地などにみられるように、近代において、程度の差はあっても中国に対して何かしらの「タカリ」行為をやってますし、チャイナとかシーヌと呼んでいる国々に中国人差別、蔑視は一切なかったのか?となるとそれはかなり疑問。ちょっとスジが通っていないのは否定できないかと・・。
 もっとも、さすがに現代日本では「シナ」は一般的ではないし、いわゆる保守・右派の中国観に全面的に同調しているわけではないので、普通に「中国」と呼んでいますが。

 今までの投稿から誤解をされると困るので、お断りしますと別に私は日本はアジア解放の為に戦争しただの、植民地の発展に貢献したから植民地支配は良かった・・みたいな思想的立場では全然ありません。祝日に国旗を掲げたこともないし、震災後にメディアに溢れかえった「日本を一つに」とか「がんばれ日本」みたいな、「愛国的」なフレーズにもむず痒さを感じる方です。

 ただ、中国とか韓国(保守的・右派的な人は特亜、つまり特定アジアと呼ぶ)の「反日」って本当に道徳的・人道的な立場から、というよりは一種の政治的・イデオロギー的手段の側面があまりに強く(日本国内の議論もそうですが)、その「告発」の内容も「知れば知るほど」「なんだそりゃ?」みたいなものが多くて、いちいちマトモに付き合ってられるか的なものが多いな、というのが正直なところです。

 私の勝手な想像ですが、フランスとか欧米における「ユダヤ問題」もそういった側面、つまり、純粋に道徳・人権の問題よりは、政治的立場を分けるリトマス紙になっている、純粋かつ冷徹な事実関係・責任問題の追究よりは情緒・感情の問題になってしまっているところが少なからずあるのではないか?と思ったのですが、どうなんでしょう?

 あと、日本メディアでは日韓関係の「特別さ」を強調するものが多いし、私自身、韓国メディアウォッチングを通して、確かに「日韓関係は特殊」と思っていましたが、世界的にみれば、別に珍しい国際関係ではないようですね、下のアルメニアに在住されていた方のweb記事を読むと・・。
 なんか、私が韓国メディアを読んだときとそっくりな感想をもらしているんですよね。アルメニアのナショナリズムのターゲットとなっているのはトルコのようですが・・。

http://armenia.en-grey.com/Entry/36/


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