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フランス語フランス文化質問箱
400
:
sekko
:2012/05/09(水) 21:44:01
いろいろ
ご質問やコメントをいろいろいただいているのにお答えが遅れてすみません。
社会党政権に替ってまた変化はあると思うし、細かいところはしょっちゅう変わっているので詳しいことはここで書けません。
・フランス国籍とか永住権って日本と比較してそんなに取得が簡単ですか?
一応出生地主義なので、フランス国内で生まれたなら、前は自動的に、今は16歳だか18歳の成人年齢の前だかに申請しなくてはなりません。未成年でも、親のどちらかがフランス国籍があればパスポート申請できますし、何よりも二重国籍がOKなので、根本的に楽です。兵役があった頃は微妙でしたが…
また、EU圏での移動や就業が自由になってからは大きく変わりました。たとえばスペインは二重国籍を認めていないので今はスペイン国籍のままフランスに永住する人も多くなったとか、ルーマニアから移動してくるジプシーが、何度「追い返して」も、また自由にやって来るようになったとか…
ヨーロッパ圏以外の国については…
はっきり言って、ヨーロッパのすぐそばにアフリカ大陸があるということが日本と決定的に違うところです。もちろん旧植民地国との関係や、前世紀の初めに炭鉱労働者として大量に北アフリカからの移民を受け入れたつけとか、それら移民の「家族呼び寄せ」を是として、さらに、フランスで生まれた移民二世は自動的にフランス国籍を得たとか、それが重なって当然、ゲットー化などの大きな問題も発生します。
建前としては、別に「フランスの価値観に合わせろ、フランスの習慣に合わせろ」というのではなく、「基本的人権」の尊重と「自由平等」の共和国主義という「普遍価値」を教育によって共有させて統合するのが国是ですから、フランスで生まれてフランスの教育を無料で受けさえすればフランス人になれるのだからで国籍もOKという考えです。
高いスキルを持った移民というのは、ヨーロッパ内部やアメリカとの間で間に合っているという感じではないでしょうか。ドイツ人で高いスキルのある人はフランスよりアメリカに行きますね。
私自身は、基本的に、人為的政治的な国境によってアイデンティティを規定されたくない、したくないという立場、また国籍にかかわらず弱者優先というのを目指したいので、その方向に近づけるような政策を支持したいのですが… なかなか現実は難しいと分かっています。
http://setukotakeshita.com/
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