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フランス語フランス文化質問箱
372
:
sekko
:2011/12/15(木) 23:01:36
フランス人とユーロ
返事遅れてすみません。
一昨日の経済紙 Les Echos によれば、最近のIfopの統計では、ユーロをやめてフランに戻りたいというフランス人は3人に1人だそうで、ドイツではマルクに戻りたいのが3人に2人とフランスの倍だそうです。フランス製品を買えとかフランスに製造業を戻せという声は高まっていますが、ユーロ維持の重要性は一般に行きわたっているようです。
ユーロ救済に背を向けたイギリスのキャメロンは、独仏に背を向けた恰好で、自国でも賛否両論が分かれているようですね。
イギリスのことですから、タブロイド紙が、「キャメロンのブルドッグが独仏の小型犬にかみついている」というイラストが出ました。サルコジとメルケルとがキャメロンより頭一つ小さいことを揶揄する意味もあります。
でも、つい最近までは、英仏はリビア空爆で仲好く盛り上がっていたし、英仏独の組み合わせというのは、くっついたり離れたり、あやしいものです。キャメロンもワイン好きで南仏に別荘を持っている親仏家だそうだし。フランスの首相はイギリス人と結婚しているし。
でもイギリスも、第2次大戦中にドイツ風の王朝名をあわてて宮廷所在地のウィンザーに替えたように、ヨーロッパ史を少し見ると、少なくとも権力者の間では頻繁に英独仏(だけではないですが)は混血しているわけで、英独仏のくっつき方や対立の仕方は、所詮、同じ文化圏の慣れ合いの部分があるのかなあ、と思います。
今のフランスは、来年の大統領選に向けて、一般人が「直接民主制」に参加するチャンスが視野にあるせいか、あるいは単にお祭り好きのフランス人が、このクリスマス・シーズンで、不況にもかかわらず去年よりも予算を増やしたとアンケートに答えているように浮かれているせいか、これだけのユーロ危機の割にはおとなしいですね。
昨日、シラク元大統領のパリ市長時代の汚職に有罪判決が出て、これはフランスの民主主義(特に三権分立)が成熟した証拠だということで、けっこう楽観的に評価されてます。リビアなどへの介入の後なので、こういう「内部で身を正す」姿勢は歓迎されています。
http://setukotakeshita.com/
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