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フランス語フランス文化質問箱

331迷える大羊:2011/06/23(木) 14:08:52
国策サブカルチャー?
 先ほどから、K−POP話であれですが・・。どうして、このK−POPの話にこだわるのか?というと、なんていったらいいのか、マスメディアの白々しさみたいなものがいろいろ浮き彫りになっているような気がしてしょうがないからです。

 お断りしておきますが、いわゆる韓流について個々の作品、アーチストについては含むところは何もありません。いい作品があることも確かですし、中高年女性が中心ですが、一定のファンをつかんでいることも確かです。でも、なんていえばいいんでしょうね、問題はその「売り込み」の手法というか、過程がツッコミどころ満載なんですよね、個人的に。
 ルモンド記事と先程触れたフジテレビキャスター(ネット上でも)が共通して指摘するのは、

・韓国は輸出商品としてのK-POPを国がらみで支援している、

ということですが、これは中傷でもなんでもなく、実際、このような話があります。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/sports/2011/06/22/0700000000AJP20110622003100882.HTML

「K−POPの競争力強化支援へ、韓国政府」

 大衆文化産業のグローバル競争力強化案”ですか・・・・。フジテレビで木村太郎氏が”韓国政府の中にはブランド委員会というものがあり、K−POPをブランド化するために広告代理店にユーチューブなどのK−POP動画をたくさん再生するよう依頼している”・・・と主張したら、韓国メディアは”大衆文化を国家がコントロールするのは常識的にありえない。あきれてしまう”・・・と反論してましたが??。

http://japanese.joins.com/article/817/137817.html?sectcode=A10&servcode=A00
(「K−POPの流行は韓国政府が操作した詐欺」…日本放送)

 木村氏は詐欺とはいってませんし、ことさら侮蔑するような調子でもなく、むしろ、韓国はそれだけやってんだ、みたいな論調でしたが・・。 とにかく、先に触れたとおりフジテレビは即座に謝罪しました。

http://japanese.joins.com/article/979/137979.html?sectcode=400&servcode=400
(韓国政府による韓流操作の主張、フジテレビが謝罪)
 でも、ルモンドに対しては特にクレームはないみたいですね。

 ただ、K−POP動画を操作しているか否かは確かに不明ですが、韓国政府に「国家ブランド委員会」なるものが存在し、「今後海外のウェブサイトやブログ、動画サイトのユーチューブで、韓国に関連する不正確な情報をすべて修正し、韓国のブランド価値をさらに高める”(下記URL記事より)」活動をその業務の一環として行っているのは事実のようですね。

http://www.chosunonline.com/news/20100601000021
「韓国に対する低い評価を正す」

 これが政府による大衆文化のコントロールでなければ何なんだ?と、個人的には突っ込みを入れざるえないんですが。
 それにしてもねぇ、伝統芸能ならまだしも、アイドルやらドラマやらアニメやらといったサブカルチャーって国策でやるもんなんですかねぇ?本当にそれで「競争力」のあるコンテンツができるものなんでしょうか?
 日本も親方日の丸とか日本株式会社とか言われたことがあったけど、通産省は自動車会社を育成しようとしたことなんかないし、今や日本を代表するコンテンツとなった漫画やアニメなんて、低俗、馬鹿になる、有害図書なんていってPTAと一緒になって潰そうとしていましたけどねぇ。

 アメリカのハリウッド映画、ドラマにしたって同様でしょう。そもそも、ハリウッド映画にしても、音楽にしても、日本アニメ・漫画にしても、まずは国内で熾烈な競争とシビアな国内消費者の目によって磨かれたものが海外に出ているわけで、その段階をすっ飛ばして、いきなり海外というのも、大丈夫かい?それで?ですが・・・。
 まあ、韓国の場合、音楽市場についていえば、日本の30分の1以下、しかも日本以上のネット社会で、みなネットで視聴してしまうためにCDがロクに売れません。何せ2010年度の韓国では10万枚以上売れたアルバムはたった7枚しかないということですし。

 http://www.chosunonline.com/entame/20110210000026

 これだと、海外に出ない限り、大きく儲けることができないわけですが、それにしても・・です。
 普通に考えれば、韓国POPカルチャービジネスに関しては、ツッコミどころが満載なんですが、先程から述べているとおり、新聞、テレビなど表のメディアでこれらの事情に触れるところは皆無、というか触れたら、木村太郎氏のように、たちどころに問題視されます。

 ポップカルチャーなんて人による好みの違いが非常に大きい分野であるわけですから、称賛する人もいれば、全く評価しない人もいるわけで、いろいろ意見があっていいはずですが、韓流に関して、メディアに出てくるのは賞賛記事ばかり、というのも薄気味悪い。もちろん、売れて売れまくっている、ということなら、そういうこともあるかもしれませんが、実際の数字(売上CD枚数、視聴率)を調べると、そんな感じはしない・・、何なんでしょうね?

 フランス関係のBBSなのに、韓国の話ばっかりになってしまいましたが、フランスも確か、かつてはハリウッド映画など海外コンテンツ規制があったように思いましたし、なんとなく文化政策には積極的に国が関与、といったイメージがありますが(韓国ほど露骨にはやらないでしょうが)、サブカルチャーの分野に国が関与、なんてことはあるんでしょうか?
 また、フジテレビ、TBSのように、特定アーチストの出版権をテレビ局が仕入れて、公共の電波で大宣伝、なんてことはフランスのテレビ界であるんでしょうか?


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