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フランス語フランス文化質問箱
33
:
Sekko
:2006/05/25(木) 23:12:58
Marie−Antoinette
昨日から公開中のソフィ・コッポラの『マリーアントワネット』の映画は18世紀のレディDというか、15歳でフランス王に嫁いできた少女の物語なんですが、その解説にオーストリア人の彼女にhostileだった宮廷人を彼女が徐々にapprivoiserしていく、とありました。 敵意のあるものを魅力によって陥落させるというニュアンスですね。これは「apprivoiser la mort」とはまた方向性が違うと思いました。「死」は恐ろしくて逃避したいのとなじんでいくという感じですが、マリーアントワネットは、敵意ある環境から孤立させられないために、自分を適応させながら敵意を消失させるわけです。その成功が、怒れる民衆に対しても応用できると思ったところがちょっと悲劇的です。死とマリーアントワネットの二つの事例を考えた後で、キツネの話をもう一度読むと味わいが変わります。
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