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フランス語フランス文化質問箱

292:2011/03/03(木) 01:46:26
日本は立憲君主国か
1990年代に、フランス人の友人に聞いた話によれば、フランスでは「日本は立憲君主国であり、日本の元首は天皇である」と皆が思っているとのことでしたが、この認識は正しいものなのでしょうか。

日本政府の公式見解では「天皇をほぼ元首として差し支えが無い」としていますし、内閣法制局は「日本は、立憲君主制と言っても差し支えないであろう」としています。また、「天皇は限定された意味における元首であるとする。一方で、天皇を元首と呼びうるかは定義による」としています。外務省は「日本は立憲君主国である」としています。判例では、プラカード事件第二審において「天皇は元首である」と判示されています。

国内的な解釈は以上のとおりのなのですが、外国からはどう思われているのか興味があります。

何を持って国家元首とするかについては次の2つの有力説があるようです。

1 兵が忠誠を誓う相手が元首とする説
2 自国で開催されたオリンピック開会式の開会宣言を行うのが元首とする説

日本国憲法では明文上「軍隊」を保有しないことになっていますので、自衛隊の服務宣誓については他国における「兵の元首への忠誠」とは一線を画しているようです。自衛官は兵ではないとされています。自衛官は、天皇へも、内閣総理大臣へも服務宣誓はしていません。(自衛隊法施行規則39−42条)

オリンピック憲章では近代オリンピックの開会宣言は開催国の国家元首によっておこなわれるものと規定されています。日本で開かれた近代オリンピック(1964年夏季・1972年冬季・1998年冬季)ではいずれも天皇が開会宣言を行っています。

国内では、学会でも様々な議論があり、日本は立憲国主国かどうか、天皇は元首かどうか、いずれもはっきりとした見解はでていませんが、諸外国では「そんなの常識」という感じなのかなと長年思ってきたわけです。

フランスでは、実際のところどうなのでしょうか。


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