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フランス語フランス文化質問箱

288迷える大羊:2011/02/28(月) 22:06:26
世界に冠たるヨーロッパ?2
(世界に冠たるヨーロッパ1より)しかしスティーヴンズ氏はそれでは不満なようで、「アメリカはハード・パワーとソフト・パワーを結合させる方法論を編み出した。しかし欧州はぼんやり夢想しているだけで満足なようだ」と結んでいます。つまり国際舞台において目に見える具体的な影響力(軍事力など)と、もっと緩やかで潜在的な影響力(文化伝播力など)を両方駆使しなければ、欧州はますます日本のようになるぞと。それでいいのか?

 というわけです。個人的には何が悪いんや?と思ったりしますが・・・。それこそ、事業仕訳人のれんほー大臣ではありませんが「2位じゃじゃダメなんでしょうか?」。
 確かに、相手に侮られない程度の政治外交力、軍事力は必要かと思いますが、欧州諸国は押し並べてその最低限のレベルはクリアしていると思うし、下手に大国を目指して世界中のあちこちで戦争をしているような国になる必要ないじゃん、とも。
 このスティーブン氏って一体いくつなんでしょう?世代的に「世界に冠たる、日の没することなき帝国」を懐かしむ世代ではないと思うのですが・・・。

 さて、ご質問となりますが、欧州人も「現実」は十分わきまえているかとは思うのですが、欧州が何世紀にもわたって世界の中心だったという意識は、ヨーロッパ人の多くに本能のようにして染み付いていて、世界の方向性を決める場に欧州がいないなどという事態は大英帝国が失われて半世紀以上たった今でも、本音部分ではなかなか受け入れられていないんですかね?。特に、政治軍事外交とは無関係な一般の欧州人の意識はどんなものでしょう?

 まあ、個人的に、このスティーブンス氏の母国・英国についていえば(フランスも同様ですが)私は大英帝国としてブイブイ言わせていたころのクソ生意気でゴーマンな英国よりも、モンティ・パイソンなど自虐ユーモアに溢れ、ビートルズ、ストーンズ、ツェッペリンなどブリティッシュロックを筆頭に充実したサブカルチャーが存在する戦後の英国の方がはるかに好きですし、尊敬しますけど・・。

 あと、このスティーブン氏は日本を最悪の例、と思っているようですが、そりゃまあ、確かに政府とか政治家の対外交渉力は低いけれども、世界標準からすれば経済力はあって、国民生活も(比較的)安定している」日本のポジションは、ぬるま湯ではあるけれども、戦渦に見舞われている国に比べればそこそこ悪くないよ??と苦笑しつつ、自慢したいところです。(人と比較して、アイツよりマシだから、と安心する性根は決して感心できたもんじゃないかもしれませんが)。電車は時間どおりに発車しますしね。


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