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フランス語フランス文化質問箱
263
:
Sekko
:2010/09/12(日) 02:29:58
あがるまさま
ありがとうございます。勉強になります。
「西ローマ帝国はキリスト教のために直ぐに滅んでしまひ、金髪の野獣たる北方の野蛮人しか継承しなかつたのに、それ以後千年も続いたオルトドクスについて一言も言及されないのか、アヴェロエスの二重真理説がイスラムではそのまま受入れられた − 故にイスラムには無神論が存在しない − 様に書いてあるが、そんなことがあるのか?」
西ローマ帝国は確かに滅んで神聖ローマ帝国は確かにゲルマン的ですが、西方教会の勢力はやはりラテン的というか、ローマ帝国由来の系譜を抜きに考えられないと思います。この本では、特にその延長としての「西欧」が、近代スタンダードになった経緯に鑑みて西方教会とその展開に注目したわけです。東方教会についてもいつか書ければいいのですが・・・
イスラムについても同様で、イスラム神学の中には理論上の無神論もあるようだし、神の存在の証明の仕方も実用的な全く別のやり方があります。それをいうなら超越神を立てないはずの仏教の中にも無神論があるし、でも、そういうテーマについては、私より詳しい方に期待したいです。私の身近にはどちらについても専門家がいるので、中途半端なことを書かないことを選択しました。帰って誤解を与えたら申しわけありません。
「神の直観的認識と人間の概念的認識(ディスクール)の違ひの認知」について。
『無神論』の中で触れたダマシオの理論を覚えていらっしゃいますか?
私は、彼の本を読んでから、今となっては、今まで「直観」とか言われていたものは、実は体の内外のホメオスタシスを継続モニタリングしている神経活動が生む情動に関係しているのではないかと思うようになりました。
超越概念と人間の認識できる概念の違いとは、実は、無意識的な体のモニタリングの表象と意識的な知覚の違いじゃないのか、って。
カントがダマシオの神経学的仮説を読んだらどう反応したかと想像してしまいます。
「こんな当り前なことは大学で教へることではなく、欧米の学生は高等学校までに自然に理解してゐるはず」
とおっしゃいますが、少なくともフランスの高校生が哲学の授業で理解するシェーマって、なんか未だにデカルトどまり、って気もします。実感ですよ。
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