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フランス語フランス文化質問箱
247
:
迷える大羊
:2010/07/11(日) 00:00:56
死神
いきなり物騒なタイトルで申し訳ありません。一体、何の話なのか?と申しますと、フランス、またはヨーロッパに「死神」という概念とか、それに相当する創造物があるのか?という疑問です。
なぜ、そんな疑問を持つのかといいますと・・・。数年前に話題になったマンガ・アニメに「デスノート」というのがありまして、ブームの最中には全く興味がなかったのですが、最近読んでみるとこれが非常に面白かったもので。日本のみならず、世界中でヒットしたらしく、ウィキペディアによれば
「2004年の売り上げは、発売から1年目で年間ベスト10に入った。12巻までの世界累計発行部数は3000万部を突破しており、一巻平均が200万部を越すのは異例とされる。宝島社「このマンガがすごい!」オトコ版では、2006年と2007年に2位を獲得した。」とのこと。実際、ウィキペディアには数十カ国語、ほぼ世界中の言語での解説がついてます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/DEATH_NOTE
マンガはフランス語版もあるようです。
http://massa33.blog50.fc2.com/blog-entry-182.html
おおざっぱな内容は、人を死なせる力のある死神のノート「デスノート」を使って犯罪者を抹殺し、理想の世界を作ろうとする主人公と、殺人を続ける彼を追う名探偵とその後継者との闘いを描く、というもの。
ご多分にもれず、このアニメ・マンガもネット上に世界各国語の吹き替え、字幕付きの動画が出回っておりまして、フランス語版もしっかりありました。
http://www.youtube.com/watch?v=_7WX5bYC940&feature=related
で、それがどうしたのか?と申しますと、この吹き替えで死神のことは、日本語そのまんまで「シニガミ」っていっているんですよ。フランス語だけなのか?と思ったら英語版もやはりそうなんですよね。
http://www.youtube.com/watch?v=AsJhhwiPW9Y&feature=related
それで、冒頭の疑問、フランスとかヨーロッパ、欧米世界には死神に相当する概念とか創造物がないのかな?という疑問を持ったのわけです。ちなみに原作の日本語版は以下の通り。
http://www.youtube.com/watch?v=OW_EubqN_Ck&feature=related
しかし、この作品、欧米のキリスト教的価値観からは相当ずれた作品と思えるのに(あちらに)結構ファンがいるみたいなんで、そのことが実は一番ビックリします。
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