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フランス語フランス文化質問箱

227Sekko:2009/12/16(水) 03:29:50
おもしろいですね
 動画、面白かったので、もう少しで続きを見るところでした。今暇がないのでまた今度にします。
 真面目なバロックに対して軽薄なロココ、というのは始めて聞きました。バロックの方が歪んだ真珠というくらいで悪趣味だと思われている場合があるからです。基本的に、フランスでは17,18世紀くらいにクラシックと呼ばれる形式が流行し、建築ではシンメトリー、安定、など静の面、音楽や舞踊では当然動きの面が協調されました。ロココは同じメンタリティの中の、装飾品やインテリアや宮廷絵画に花開いた表現ですね。ふりふりで装飾過多というイメージがもたれているみたいですが、フランスのバロックとロココに共通するのは「演出」性です。人工性、舞台装置的な感じ。すべて計算されつくした表現で、生き方も演劇性があったと思います。バロック音楽は一部のポリフォニー教会音楽や「古楽」という呼称のせいで、「まじめ」という誤解をする人がフランスでもいるんですけど、人口的な脳内楽園みたいな感じは、音楽でも際立っています。ロココは宮廷文化で軟弱で頽廃的ってところはあるんですが、音楽や舞踊や演劇や全体を通して見ると、なかなか興味深いですよ。

 今時の若い女の子のロリータ風というかロココ趣味って、確かに一部のフランス人の女の子にも見られますが、変にセクシーなファッションなんかよりましだと思います。バービー人形よりお姫様人形の方が、自然な好みかなあと思って。

 今フランスで大人気はキティちゃんで、大人(と言っても30代くらいまでですが)の女性でも夢中な人けっこういるので、プレゼントとかしやすくて楽です。

 フランス語帝国主義って言っても、フランス語訳とかフランス語化してればそれでフランスものだということになっちゃうんです。コミックの訳もはじめは左開きで左右反対のプリントだったりしたのが、今では、まったく日本版と同じで右開きでコマ割が進むのも多いです。フランスのBDと呼ばれるハードカバーのコミックも、アートとして成立していてなかなか別の味わいがありますけど。


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