したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

フランス語フランス文化質問箱

123Sekko:2007/11/07(水) 18:20:17
造語のことなど
 フランス語もたとえば日本語と同じようにめまぐるしく動いています。ここ10年位でも日常から姿を消した言葉もたくさんあります。divan-lit は私には通用しますけど。
 virgules の種類は、基本的な用法はありますけれど、たくさん読んでいくうちにわかりますよ。確かにフランス人は文中に deux points とか、point-virgule を多用する人が多く、翻訳する時など、わずらわしいので、適当につなげるかぶつ切りにすることもあります。でもこれも、基本的に「長い文章」はエレガントでない(もちろん文学者のスタイルとして長い文を書く人もいますが)ので、関係代名詞などで引き伸ばしたり接続詞を挿入して複文を多く作るのを避けて、deux points などで意味ををつなぎながら、文を分ける意識が働くからだと思いますね。自分が書くときにも便利ですよ。普通の文には、とにかく分かりやすいと言うことが最優先ですから。
 私は大学時代の仏人教授に出すレポートで、まず日本語で自分ではなかなかいいと思える文を書いて、それからそれを和文仏訳しましたら、赤でクエスチョンマークがいっぱいついて返されたことがあります。それで卒論はひたすら、主語動詞、目的語しかないような文で書くことにしました。そうすると無駄な雰囲気つくりやごまかしが聞かないので、エッセンスだけになるので、整理もついたせいか、「自由で自在で表現力に富む」とほめられました。今から思えばどうってことのない文でしたが、無意識に簡潔を目指したのが正解だったかと思われます。

 さっきラジオを聞いてたら、ジェスチュエルの専門家が、「シラクはサルコジのことを躁鬱だと言っていたが、躁鬱はヴィルパンだった。サルコジはcarateriel だ」と言っていたので、びっくりしました。あまり驚いたので、日本人にも話したくて、久しぶりに仏和辞典を引きましたら、「性格異常」とありました。躁鬱も日本語では「躁鬱病」と病がつくし、caracteriel は、異常とつくし、なんかショッキングですが、フランス語ではそういう接尾語がつかないので、口にしやすいのかと思いました。
 その人の観察によると、サルコが右、左の順で bisou をするのは社会的な挨拶で、左、右という順は親愛の挨拶なんだそうです。で、誰が左、右かというと、ラシダ・ダチだけで、後は全員右・左なんですって。
 サルコジは昨日ブルターニュの漁師たちと話し合って、また tutoyer を連発していました。simplicite と vulgarite を混同している、場所と相手によって態度を使い分けることができない、世俗のホメイニだって言われてましたね。それが caracteriel なんだそうです。アナウンサーに「そんなこと言い切っちゃっていいんですか?」と聞かれて、「明らかです」なんて答えてたので、そのうちアナウンサーともどもサルコジに制裁されるかも、と心配しちゃいました。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板