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フランス語フランス文化質問箱
104
:
Sekko
:2007/09/30(日) 00:58:20
仏文和訳
仏文和訳、みたいな過程は、生まれながらのバイリンガルの人でもない限り、やはり一度通過しとくステップでしょうねえ。でも、究極的には、脳の中に日本語の言語野とは別のフランス語の言語野を作らない限り、完全にはつかいこなせません。
現地に住んでたら、確かにつくり安いです。まず、単純な名詞は入れ替わりやすいですね。リンゴ買おうと思って朝市に行って、リンゴを見つけた、リンゴはポムだ、だから「ポムください」と言う。そのうちに、今日はポムを食べたいなあ、と思うようになる。ポムと言う単語にリンゴの形や質感とか触感とかがくっついた場所が脳にできるわけです。それは、「リンゴ=ポム」と書いてある辞書機能の場所とは別です。
そうやって、少しずつ入れ替わっていって、数字も、1、2、3、4に、いち、に、さん、し、が対応してた場所や「いち=UN」と言う場所のほかに、1、2、3、にun、deux、trois が直接対応する場所ができる。
この本、Vingt euros だから 3500円か、高いなあ、と思う世界から、ヴァン・ユーロ? 高いなあ、と直接感じるのはすぐです。
まあ、こういう積み重ねがあって、だんだん、母国語みたいに、独立したフィールドができるんですね。
もっとも、私の知り合いには10年もパリに住んでても、フランス語を聴いたとき、自動的に日本語の方言に変換されてインプットされるので、内容はわかっても後でそれを元のフランス語に戻すことが全然できない、なんて人もいました。
私の場合、感激したのは、いわゆる受験英語のレベルは高かったんですが、本当に母国語との対応システムだったのに、一度日本語から独立したフランス語のフィールドができると、あら不思議、英語も、翻訳しなくても分かるようになったんです。語彙なんかは昔より減ってるはずなんですが、そして聞くのも話すのもへたですが、読み書きは、日本語を通さなくてもできるようになっていました。昔は母国語のフィルターにかけないといまいち落ち着かなかったのに。
だから、通訳や翻訳のテクニックというのはまた全然別の独自のものですね。
私の場合は、日本語をフランス人に教えたりフランス語を日本人に教えたりするうちに、独立してた二つの言語野は再び浸潤しあって、よく言うと自在闊達、悪く言うと不純混乱みたいなシーンもよくあるんですけど。
でも、英仏のバイリンガルの人なんかと違って、日仏とかはまったく構造が違うから、世界が2倍になったみたいで楽しいですよ。まあ、あせらずに、ゆっくりと楽しんでください。
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