したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

鷹目遊里史板

748夕凪:2011/09/27(火) 01:08:11
売春摘発第一号 (尼崎の巻)
ここには 難波(ナニワ)新地、新天地、パーク、浮世小路、杭瀬新地など
市内数か所に赤線地帯があった。

これらはいずれも終戦時のドサクサまぎれに場所を構わず
自然発生的にできたものだが、

付近住民のゴウゴウたる非難が市や警察当局を動かし、
業者もついにたまりかねて、
数年前同市内初島、神崎の2か所に集結移転した。

しかし一部の横着な業者や、移転資金のないものがいぜん元の場所にとどまり、
青線、白線的営業を続けていた。

だから売春防止法発効の4月1日午前零時に行なわれた尼崎署の取締りは、
転業の意志を明らかにしている初島、神崎両赤線地帯の監視よりも、
むしろもぐりの多い、移転前の5新地に主力が向けられたのだが、
同夜はついに1件の違反も発見できずに終わった。


が、その日以後も当局は監視の手をゆるめなかった。
しかし県下の他都市では1件また1件と検挙の実績があがるのに、

尼崎市内だけはどういうものか1件も引っかからなかった。


ところがある日、難波新地からつい目と鼻の場所にある派出所へ、
同新地内のS子という女が「私を逃がしてほしい」と駆け込んできた。

これをきっかけとして、暴力による“ 管理売春 ”の事実が明らかになったので、
7日未明を期して正服警官を含む十数名の署員が踏み込み、経営者を逮捕、
同家に換金同様の身の上で残されていたM子ら3人の女性が助け出された。

こうして第1号の逮捕者が出たため、同市の業者に与えられた心理効果は大きく、
これで本気に転業を考えるものが増えるだろうと当局ではみている。


                1958年5月発行の新聞社系の週刊誌より


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板