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鷹目遊里史板
546
:
夕凪
:2010/04/18(日) 02:54:08
鄙びた湯・古い湯治場 はしがき ? by 渡辺 寛
―― 桑折鉱泉のことなど ――
この原稿をすっかり書きあげてしまってからも
私はあとがきを書くこともはしがきを添えることも
心のなかで渋っていた。
これはあまりにも個人的なことなので、
読んでいただくのはやめようと
なんどか自分にいいきかせた。
私はかれこれ26年間ほど、いで湯の旅をつづけている。
その間にはたのしいことも嫌なこともいろいろと経験した。
温泉そのものにしても、人間と同じ浮き沈みがあり、
伊豆土肥の湯は私の知っている間に、
栄えていたのが枯渇すてさびれ、
最近また湯が出るようになって持ち直してきた。
上越線後閑から入る紅葉の美しい猿が京も
あと2年ほどの短命で
赤谷川ダムの湖底に沈んでしまう。
鮎のおいしい伊豆矢熊温泉も泉温が低下し、
いまは休んでいる。
バスで通り越ぎると烟のあがらない湯宿が
船原川と狩野川の出合のところに
さびしくとり残されて建っているのが見える。
石楠花の美しい那須飯盛の湯も
いまは雨戸を閉じている。
この20数年間に繁栄した湯の町も多いが、
その反面消えて行った温泉も多い。
それがきまって鄙びた、
人情味の溢れた湯ばかりなのである。
そひとつの鉱泉を加えるか、やめるかで
原稿を書いている間じゅう、
私は悩んだ末に、
どうしても書かずにはいられなくなり、
おもい切ってここにしたためさせていただくことにした。
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