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中央アジアのクルグズ(キルギス)人の李陵伝説
https://img.shitaraba.net/migrate1/8220.toraijin/0010008M.png
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私が『史記』を読むようになるとはなァ…
漫画だけどンwww
匈奴の右校王となった李陵が、漢軍との戦闘中に友人を見かけ、友人に矢文を射って逃げるよう告げた、
そのことがバレて自決しようとするが狐鹿姑単于に止められる場面。うん、創作だろうが、感動した!
李陵と言えば、面白い話しが2つある。
李陵が『キングダム』の李信の子孫に当たることではないw
ひとつめは、中国人は、カザフ人の部族ナイマンを李陵の子孫だと考えている。確かに、現代ナイマンの半分が漢族とも共有するO-F444に属する。
もうひとつは、中央アジアのクルグズ(キルギス)には「李陵伝説」がある。李陵がクルグズ人を率いて漢と戦ったというもの。クルグズ人のうち黒髪の者は李陵の子孫とされる。現代クルグズ人のほとんど黒髪なんだけど。笑
ナイマンと異なり、クルグズのハーンは李陵の後裔を標榜してたらしい(ウィキ・ロシア語版Li Ling??i Kyrgyzskii Kaganat)。
さらに、鮮卑の拓跋も李陵の子孫を標榜したりしてる。
どうだろうなァ?
一応、李陵の子孫は漢でも匈奴でも根絶やしにされたことになってる。
また、ナイマン自身は李陵の後裔を称していないと思う。
まあ、一種の判官贔屓だろうことは分かる。
それでも、李陵麾下の漢人兵って線もあるし、100%あり得ないというわけではない。
ナイマンや西モンゴルでO-F444が多いのは確か。一般的には、カザフはモンゴルと同じC2優勢、クルグズはタジクやアフガンと同じクレードのR1a優勢だが、カザフ人にしてもクルグズ人にしても比較的新しく形成された民族なんで(クルグズという名称自体は古いけどね)、部族ごとにハプログループが異なる可能性がある。
例えば、クルグズのR1aはナルン州のジュムガルという地域のクルグズの例であって、南部山岳地帯のモングシュなどではNが多く出ていて、これは南シベリアのハカス人と同じ。多分、これが原テュルク。
また、クルグズのウスク湖州やナルン州にはO-F444の兄弟ハプログループのO-M117も5%を超えない範囲で見られる(日本での比率と同じくらい)。おそらく、O-M117はO-F444に混ざった形で西漸した。
ナイマンなどのO-F444はNに接触してテュルク化したんだろうね。または、ナイマンの半分がカラ・キタイであることからモンゴル化の後にテュルク化。
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