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歴史掲示板

10372管理人:2020/05/15(金) 00:18:15
過去の言語・歴史の復元
またみなさん、わかちあいありがとうございます。
言語・語彙関連で盛り上がっておられるようですね。

コロナウイルスも短期間で遺伝子配列が変化しているそうで、過去のウイルスの原型を探し出す、つまり歴史を調べることも必要となってきそうです。

歴史研究とは、ある意味、すでに断片的にしか存在しないものを、法則性とともに復元していくことだともいえそうですね。

その法則性を明らかにすること、これが重要だと言えるでしょう。

日本語の変遷でもそうですね。過去に発音されていたものが、現在は半ば失われているようなケースもご指摘にあったとおりです。

ある大きな変異が、その大きな流れの中で起こるわけですね。その大きな変異が、また時間とともに、形を少しづつ変えていく。

渡来人の渡来、その技術革新などは、その大きな変異に属するものでしょう。

その技術が徐々に日本風土に合わせたものへと変遷していく、大陸では石材でできていたものが、日本では木材へと変化していく、そういう事例が多くあります。

日本的という媒介項がそこに影響を与えていくわけですが、イワシという語彙にも、どこか日本語特有の要素が加わっているのかもしれません。母音が云々とか。

その法則性を明らかにできれば、すべての歴史上の語彙や言語を調べなくても、ある程度の予測がつくようになるでしょう。

人工的に、過去のある時代の特定地域の言語をシュミレートするわけですね。

その変異をもたらすべき要因が、どういうものなのか?、ここも重要な視点で、環境的要因、人種的、技術的要因…と様々ですが、それらがランダムに突発的にもたられるように見えることもあれば、あるいは気候変動周期のように周期的に繰り返されるものもあり、拡散、消滅、結合の過程というのもまた考えていく必要があるのですが、その辺を、これから日本古代史の中で明らかにしていく必要があります。

すでに、日本語の変遷に関する研究において、そのような試みがなされてきてますが、古墳や土器の形状、形質、そういうものも、やはり同様に特定の条件を加えたときに、どういう風にそれらが変遷するかをシュミレートすべき指標を構築すべきでしょう。

同様に、渡来人にもたらした金属精錬技術などについても、その渡来人の人口なり、年代、世代数・・といった要因をもとにしながら、結果として、こうなった!、こうなるためには、こういう変遷過程がそこに加わるべきだ、そのためにはこのくらいの年代が必要だという部分の法則性を追求していく必要があるでしょうし、同様に、その宗教観や習俗、伝承の変遷・拡散過程についても、記録に残っているものだけを分析するのではなくて、その記録の元となった文章なりを、人工的に復元していくシステム化を立ち上げていく必要があるでしょう。

元テキスト論とも言いますが、その元テキスト、元文面といったものが、どういうものであったのか?その復元のためには、何が必要なのか?、方程式のxを説く試みですね、ここの部分を明らかにすべき時期が来ているように感じます。ある程度しっかりした資料群が手に入る時代になってきましたから、あとはそこから法則性を見出す知恵、その辺を、ぜひみなさんにとりくんでいただきたいところです!




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