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歴史掲示板
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「水」にみられるような語彙変化はかなり多彩だったのか?(序編)
ゴールデンウィークも終わりますが、いかがお過ごしでしょうか。
再び、金平譲司さんのブログ記事を引用いたします。興味があれば、お読みください。
金平さんによれば、日本語(縄文時代で話されていた系統ではなく、大陸で話されていた系統のほう)は、「遼河流域」で話されており、のちに「山東省」に移動し、弥生時代に話されていた言語へと進化したそうです。
「山東省」には、春秋戦国時代(BC770年〜)より若干前の時代に、
「遼河流域」には、BC6200からBC2200年の流域砂漠化までの期間にいることを想定しています。その言語は、ウラル語族(以下UR)と同祖であると推定されています。
「山東省」では、「インド・ヨーロッパ系の言語(以下IE)」「テュルク系の言語(以下TU)」「モンゴル系の言語(以下MO)」「シナ・チベット語族の言語(以下ST)」「ベトナム系の言語(以下AA)」「タイ系の言語(以下TK)」と接し、
「遼河流域」では、「かつて北ユーラシアに存在した複数(4〜5ほどを想定されている)の言語群」と接していたと仮定しています。
それぞれの言語には「水」を表す語がありますが、「水」そのものを表す語と「水」そのものを表さない語があります。
「水」そのものを表さない語は外来語であると考えられ、「川」「湿り」「干潟」「氷」「雪」「霧」「水の隣接部分」「隣接部分の盛り上がり」「高さ」「山」「天」「境」「床」「群がり」「糸」「島」「印」「方法」「向き」「耳」「手・腕・肩・脇」etc....などの意味で残っているそうです。意味変化は、非常に多岐にわたります(びっくりだ!!!!)。
現時点で、大昔に東アジア・北ユーラシアに存在した言語群のなかで、「水」のことをどういっていたかで9種類公開されています。今後新種のものが増えるかもしれません。「水」を表す語は変わりにくいため、同じように言っていれば起源が同じとしています(ただし決定事項ではありません)。
これをまとめると以下のようになりますが、バリエーションが多いことが分かります。バリエーションが多いのは、長い期間経っているためです。特に外来語として入ってくる場合変化します。
バリエーションが多いものは、より古い時代から存在していることが言えます。
?wat-/d-,wit-/d-,wut-/d-,wet-/d-,wot-/d- :UR,IE
※ただしwの部分はv,bに変わっているケースあり
?jak-/g-,jik-/g-,juk-/g-,jek-/g-,jok-/g- (jはヤ行音) :インディアン系の言語のうちの1つ,ST,AA,ニヴフ語
※ただしjの部分は?,?,?,?,t,d,s,z,lに変わっているケースあり
※jの部分は消えていることがあり
※k-/g-の部分はi-/j-に変わっているケースあり
※「母音」と「k-/g-」の間に子音nが挿入されているケースあり、それに伴い「k-/g-」が「ŋ-(ガ行の鼻濁音)」に変化しているケースあり(「jaŋk-/g-」のような語形)、さらにk-/g-がとれているケースあり(「jan-」のような語形)
?am-,um-,om- :?とは別のインディアン系の言語のうちの1つ
※mの部分はb,pに変わっているケースあり
?mVrk-/g- (Vは任意の母音) :アイヌ語・朝鮮語・ツングース諸語
※ただしmの部分はw,b,p,v,fに、rの部分はlに変わっているケースあり
※rk-のrの部分は後ろの子音に同化しkk-に変わっているケースあり
※さらにrまたはkが消えているケースあり
?sam-,sim-,sum-,sem-,som-:TU
※ただしm-の部分はb-,p-,w-,v-に変化しているケースあり
※TU(テュルク系の言語)はw-またはv-として残っているものが多い
?kata-:語源不明(遼河流域近辺)
※日本語などで外来語としてのみ存在(方、潟、片、肩など)
※?????のような意味変化をしていることが確認されている
?sula-:語源不明
※UR,IEなどに外来語としてのみ存在(フィンランド語 sulaa「溶けた」、ラテン語insula「島」)
?tura-:語源不明
※日本語などに外来語として存在(つらら、弦(turu)、蔓(turu))
?us-,is-,es-:MO(モンゴル語族)
※日本語では「石(isi)、磯(iso)」として入っていると想定
※「石」は「水や川の隣接部分に存在している」ために表すようになったのでは
≪参考≫
?to-:
※これは北アメリカのインディアンの諸言語のもので、東アジアの言語には存在していないかもしれません。
情報過多となってしまいましたので、ここまでといたします。
近いうちに続きの投稿を書きます。そこで、私の考察を加えます。
ここまでの話は、過去の金平さんのブログ記事のバックナンバーをもとにまとめています。詳しくは、バックナンバーをご覧ください。下記URLから確認することが出来ます。
http://www.jojikanehira.com/archives/list
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