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古代科学史掲示板
530
:
ここまで分かった!自分と「原日本語集団」のルーツ
:2021/09/10(金) 08:29:50
日本人と日本語のルーツ/日本語系統・形成論
https://img.shitaraba.net/migrate1/8023.shimoeda/0000537M.png
青面金剛さんへのお返事です。
>★ 民俗学の入門書には、民俗学を進める上での、幾つかの厳格なルールがあって、それを理解しない、学生や若い研究者には、厳しく指導されます。ルーツはんは民俗学の基礎も分からない様ですな。
>
へぇ〜、そうなんだー、歴史掲示板の投稿を見る限り、ネトウヨ系の妙な経歴の人物の著書に影響されてるようだから全然説得力ないけど?(笑)
日本語系統・形成論
1. 渡来人の出自、日本人と日本語のルーツと言い換えても良いが、その原郷と私個人との関係については歴史掲示板で論じて来た通りで十分だろう。
平素人さんもいるから一応おさらいすると、日本人と日本語の原郷は遼河流域の偏堡文化圏にあり、Y染色体DNAハプログループ的にはこの付近の古人骨で良く出ているO-M117〜F2137が重要である。これにN1、C2を加えて「日本語集団」として良い。
ここ4ー5年の考古学と言語学との学際的研究成果によって「我らが日本語」(諸君は除くw)の原郷が、山東・江南の稲作文化圏ではなく、「遼河流域の偏堡文化圏」にあることが分かって良かった。計算言語学的研究では時折日本語とオーストロアジア系言語との類似が指摘されていたから、正直、日本語が東南アジア系の言語なんて格好悪いなと思っていた。
(ちなみに、諸君はその辺りどう感じるのかな?悪気はないんだが、言語的に同化されてしまったハプログループを持つ人的にはどんな気分なのかな?と、純粋な疑問...。)
2. 日本語の系統・形成に関して以下の2つが考えられる。
(1)??日朝語族
・日本・高句麗語派(Beckwith)<--基層にオーストロネシア語(Itabashi), 基層にオーストロアジア語(Vovin)
・・高句麗語群-->死語
・・日琉語群<--ツングース語の影響(Itabashi)
・朝鮮・高句麗語族派(Vovin)
・・高句麗語群->死語
・・朝鮮語群
(2) 日本=トランス・ヒマラヤ語族(Nishida, Yanhunen)
・日本語<--高句麗語、朝鮮語から影響
・トランス・ヒマラヤ語派
日本語の系統については日本の研究者は皆んな諦めていて、まともな言語学者なら触れてはいけないみたいな雰囲気が、その代わり、最近では、欧米の研究者による「緩い基準」でのアプローチが盛んになっている。たしかに、日本語の系統についてはある程度緩く捉えて置くしかないだろう。印欧語族やウラル語族、オーストロネシア語族のようなレベルでの完全立証は困難だ。
3. 私は、西田龍雄の「日本語・チベット語族仮説」とユハ・ヤンフネンらの日本語形成仮説の折衷として、日本語はシナ・チベット語を根幹に、高句麗語、朝鮮語などに影響を受けつつ成立したと考えているが、板橋義三の「日本・高句麗語族」に関する最近の論考を読んで、こちらにも心が揺らいで来た(笑)
板橋は、厳密な比較言語学の手法ではなく計算言語学的な方法を多様しているようだが、日本語と高句麗語とは、ざっと見る限り、口、水、数詞(3, 5, 7, 10)、白、黒、うさぎ、谷、「〜の」などが非常に良く似ている。高句麗語と日本語、朝鮮語との間にも類似が見られるが、たしかに高句麗語と日本語の方が互いに良く似ているようだ。また、彼によると、朝鮮語族と日本・高句麗語族も古い時代は系統関係を持つ可能性があるという。
さらに、板橋義三が主張するように「日本・高句麗語族」の基層にオーストロネシア語族があるのであれば、ローラン・サガールの「シナ・オーストロネシア語族」仮説に近付くが、ここまで行くと緩すぎという気もする。
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