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古代科学史掲示板

105荊の紀氏:2018/08/26(日) 20:04:59
Re: 東北・北海道の縄文遺跡の方位ライン 3
??史実探偵: 平 素人さんへのお返事です。
> 祖先が、私達子孫に残した謎の巨石遺構物がある。 有名なものに、イースター島の石像、イギリスのストンヘンジ、フランスのカルナク列石がある。

イースター島のモアイをはじめ、ポリネシアの美術は各島によって独自色が良く出たものとなっている。
古代のポリネシア人らは、六分儀、クロノメーター、方位磁針といった航法器具を用いずに、数千キロメートルに及ぶ遠洋航海を行っていたと考えられているが、この航法技術は現在ではその一流派が域外ポリネシアのタウマコ島に残存するのみである。一方、1980年代に先住ハワイ人と白人の混血であるナイノア・トンプソンが、ミクロネシア連邦の中央カロリン諸島に属するサタワル島の航法師、ピウス・ピアイルックから伝授されたミクロネシア式の航法技術を元に、近代の西洋天文学の知識を加味して、新たな航法技術(ウェイファインディング)を創始し、クック諸島、アオテアロア等ポリネシア各地にこれを広めている。この新しい航法技術は、ポリネシア先住民のエスニック・アイデンティティの拠り所の一つとなっている。
双胴船
古代ポリネシア人が用いた航海カヌーは、特に東ポリネシア海域では2つの船体を並べてその間にデッキを張った双胴船であったと推測されているが、域外ポリネシアではシングル・アウトリガー・カヌー形式の航海カヌーも使用されており、ポリネシアの航海カヌー=ダブル・カヌーではない。
ポリネシアで発明されたと推測されている航海技術には、ダブル・カヌーの他にクラブクロウ・セイルがある。これはラテン・セイルの ような直線的なブームではなく、カーブを描いたブームをマスト下部から上方に向けて装着したもので、そこにカニの爪のような形状の帆を張ることからこのように呼ばれる。近年の研究では、クラブクロウ・セイルはラテン・セイルと同等以上の風上帆走能力を持つことが確認されており、古代ポリネシア人の遠洋航海、特に西ポリネシアからタヒチやテ・ヘヌア・エナナへと貿易風に逆らって航海する際の強力な武器になったのではないかと考えられている。
美術
イースター島のモアイをはじめ、ポリネシアの美術は各島によって独自色が良く出たものとなっている。一般には木彫りの発達により神像のみならず家屋から食器に至るまで幾何学模様を取り入れた彫刻が彫られた。マオリ族の透し彫や浮彫の技術が用いられたニュージーランドの神像や、ハワイ諸島の神像、マルキーズ諸島の男性像(ティキ)などが知られている[1]。
また、ポリネシア人は土器を制作していなかったとされているが、トンガ諸島、サモア諸島などでは古い土器の破片が複数箇所より出土している。

ポリネシア人(Polynesian)は、太平洋のポリネシアに住む人々の総称。オーストロネシア語族に属しており、メラネシア人やミクロネシア人と密接な親縁関係を持つ。 /shimoeda/bbs?M=JU&;JUR=https%3A%2F%2Fja.wikipedia.org%2Fwiki%2F
ポリネシア人の祖先はオーストロネシア語を話すモンゴロイド系の民族で、元々は華南や台湾にいたのだが、その一部は紀元前2500年頃に南下を開始し、フィリピンを経て紀元前2000年頃にインドネシアのスラウェシ島に到達する。ここからニューギニア島沿岸、メラネシアへと東進する間にパプア先住民やメラネシア先住民と混血し、ポリネシア人の始祖となる。この先住民は5万年前に出アフリカ後にインド経てやってきたオーストラロイドに属す人々で、アボリジニと同祖である。従ってポリネシア人はモンゴロイドにオーストラロイドが混ざった人種である。
原ポリネシア人(ラピタ人)は進路を東に進め、紀元前1100年頃にはフィジー諸島に到達する。現在、ポリネシアと呼ばれる地域への移住は紀元前950年頃からで、サモアやトンガからもラピタ人の土器が出土している。サモアに到達した時点 でラピタ人の東への移住の動きは一旦止まるのだが、その間に現在のポリネシアの文化が成立していったと考えられている。
再び東への移住を開始するのは紀元1世紀頃からで、ポリネシア人たちはエリス諸島やマルキーズ諸島、ソシエテ諸島にまず移住した。その後、ソシエテ諸島を中心に300年頃にイースター島、400年頃にハワイ諸島、1000年頃にクック諸島やニュージーランドに到達した。ポリネシア人の移住の動きはこれ以降は確認されていないのだが、ポリネシア人の主食のひとつであるサツマイモは南米原産であり、西洋人の来航前に既にポリネシア域内では広くサツマイモが栽培されていたため、古代ポリネシア人は南米までの航海を行っていたのではないかと推測されている。
mtDNAの研究からは、より早く東南アジアに到達した先住民であるオーストラロイドの血も引いていることがわかっている[4][5][6]。Y染色体の研究では、ポリネシア人はメラネシア人と東アジア人の混血であることが判明している[7]。しかし常染色体の研究ではメラネシア人起源は21%、79%は東アジア人起源である[8]。別の研究では、ポリネシア人はメラネシア人よりもミクロネシア人、台湾先住民、東アジア人に近縁であるとの結果が出ている。これはポリネシア人がメラネシアに長くとどまらなかったために、混血があまり進んでいないと結論される[9]。ポリネシア人の拡散と関連するミトコンドリアDNAハプログループB4a1aは東アジア由来である[10]。




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