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明主様
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山月庵、日光殿
1番さんが日光殿のことを心配されているようなので、昨年11月の理事長挨拶を思い出して探してみました。ご参考になれば。
■ 山月庵修復工事について
さて、本年の春季大祭の折に、皆様に神仙郷の名勝指定のお祝いにあわせて、山 月庵・日光殿の修復工事についてお知らせをさせていただきました。
明主様は、山月庵の建設について、「来るべき将来、観光外客が箱根へ遊覧に来た 時、この神仙郷を観覧させるとしたら、日本美術紹介に如何に大なる貢献をするか を考え、それを具体化したものである。茶室も勿論その意味である」「これによって 日本人が、如何に芸術に対する深い理解と、高い審美眼と、優れた技能を有してい るかという事を、世界的に知らせたいからであり、このことが国策上の一役を担う 所以とも思うからである」との願いを残されています。
このような明主様の深い御心が込められた山月庵について、その後の修復工事の 状況を皆様へご報告させていただきたいと思います。
まず、山月庵・日光殿の柿葺き(こけらぶき)を請け負う長野県の業者へ、屋根の材料 となる天然の秋田杉が運ばれました。この秋田杉は、昨年1月24日に、秋田県に ある国有林から数年ぶりに市場出荷され、奇蹟的に入手をすることが許されました。 秋田杉は、青森のヒバ、木曽のヒノキと並ぶ日本三大美林の一つであり、日光殿・ 山月庵の修復及び維持継承に適した素晴らしい原木です。
この秋田杉から、柿葺きの材料となる「こけら板」が作られました。厚さ3ミリ に剥ぐ「板へぎ」という高度な熟練が必要とされる作業を行い、1枚1枚、丁寧に 製作が進められました。
更に、山月庵の檜皮葺の屋根の材料の製作作業も進められました。山月庵の屋根 は先ほどお伝えした柿葺きに加えて、茅葺き(かやぶき)、檜皮葺の3種類で構成されて いますが、この檜皮葺、という字は、檜の皮と書いて、「ひわだ」と読む特殊な読み 方をします。まず山から檜の皮をはいだ丸皮という材料を集め、その厚み、幅を一 定に揃える作業が手作業で行われます。こうした行程を経て、材料となる檜皮の準 備が進められました。
このような誠が込められた作業が続けられる中、7月下旬より、現状の檜皮葺屋 根の撤去作業が行われ、本格的な修復作業が開始されることとなり、着々と修復に 向けた作業が進められました。その後、9月下旬からは、山月庵小間の屋根の茅の 撤去作業が行われ、茅を撤去し終わった後の姿を確認することができました。
こうした屋根の撤去作業に併せて、山月庵の調査が平行して行われる中、山月庵 の建築を手がけた三代目木村清兵衛氏、四代目喜三郎氏の棟札(むなふだ)を確認する ことができました。
そして、いよいよ9月28日からは、新しい「こけら板」を用いた屋根葺きがス タートしました。一枚一枚、職員の手作業で進められる工事によって、柿葺きの屋 根が葺き替えられていきました。山月庵の美しい屋根が蘇る様子に、明主様も殊の 外お喜びのことと拝察致します。
日光殿については、屋根を保護していたシートをはがし、古いこけら屋根を撤去 する作業が10月下旬より開始され、今後、屋根の葺き替え工事が順次行われる予 定となっております。
これらの修復工事について、4月に皆様にご報告させていただたところ、?明主 様の残された地上天国のひな型・聖地を後世に継承するために、少しでもお役に立 たせていただきたい?と、多くの皆様より誠の思いが届けられました。工事は大神 様・明主様の御守護のもと、順調に進んでおります。本当にありがとうございます。
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