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明主様
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水をさす
つもりは一切ない。
ただ、ご守護にも、その後があるという事例を思い出した。
近所に、いつ壊れてもおかしくない家がある。
数十年前、その地域全世帯が水に浸かる水害があった。
そのなかで一軒だけ、被害を受けなかった家がある。
その家は、水害当時、信者だった。かなり熱心な信者さんで、リーダー的な
存在だったそうだ。
その後、教団浄化のなかで、おそらく信仰を止めてしまったようだ。
辞めた詳しい経緯は誰も知らないので、正確な理由はわからない。
水害から逃れたときの当主はさすがにもう他界しているんだろうが、現在も人が
住んでいることは間違いない。夜は、灯りがともっている。
なぜ水害時の家のまま住んでいるかの理由もわからない。
ただ、経済力に余裕があれば、建て直しているとは思うんだが……。
現在、みすぼらしさではピカイチの、その家を見るたび、ご守護をいただいたあと、
こうした経緯をたどる元信者は意外に多いなということだ。
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