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明主様
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(無題)
神社の方に下っていく。その先の駄菓子屋さん、タマエちゃんに行くのだ。そのお店の看板娘の名前が店の名前のように親しまれた。タマエちゃんも美人だったけれど、店をやっていたお母さんは細身で、大変綺麗な人で、着物をいつも着てた。その上に割烹着をかけていた。その筋の過去を持った方ということなのだろう。
そしてまた神社の道を上がっていくと、サルマタで白シャツの男性が道の脇の縁に腰掛けている。
男性は、おい坊主と親しそうに声をかけてきた。
知らない人なのだ。しかし、その男性からしてみれば、坊主とかお嬢ちゃんはみんな自分の子のような感じであるようだった。
自分が他人の子と話し込んで、買った駄菓子をちょっとくれとかいう。全然悪気もなく自分の孫との普通の会話のようだった。
でもふとその男性も気がついたのか、おじさんは郡司というんだ。お父さんに何か聞かれたら、郡司さんが・・・と話したら良いと言った。
初老のシャツの下には彫り物が見え隠れしてた。
町内にはそんな人も普通に暮らしてた。まだ戦後20年あまり、それでも人の記憶にはその名残があった。
そんな小さな町にも上(かみ)と下(しも)にわかれていて上が一軒家、下が長屋という感じ。外から移ってきた我が家は、とりあえず上で一軒家でした。
そんな小さな地域に少なからずの信者さんがいたけれど、今は皆無なんだろうと思う。
春は桜で満開になる神社。あのころ夜には天の川が見えた。
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