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明主様
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『山と水』
ここの奴らが絶対、信じない今週のエピソードだ。
外部スタッフとしてゲラちゃんは半年ほど前からあるプロジェクトに参加していた。
本当のトップは別にいるが、滅多に顔を出すことはないので、実質なトップして
このプロジェクトを引っ張っていたのは50代の女性だ。
キャリア女性にありがちなギスギス感はなく、気負いもわりにないのだが、
指摘がするどい。
彼女に呼び止められると、男どもは内心、戦々恐々としているようだ。
ゲラちゃんもその一人だ。
その彼女から呼び止められた。
「なんかやってもうたかな」
ゲラちゃんは、内心、ヒヤヒヤだ。
しかし、彼女は微笑んでいる。
「言葉遣いのきれいな人だなって、ずっと思っていたわ」
実はゲラちゃん、過去にも何回か、同じようなことを言われている。
1人暮らしを始めたとき、実家から持ってきた『山と水』。
その日から数十年、時あるごとに『山と水』を読んでいる。
もちろん声に出して読んでいるのだ。
きれいな水の源は、山にある。
きれいな言葉の源は、『山と水』にありかもしれないと1人、ほくそ笑んだ瞬間だった。
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