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伊東静雄を偲ぶ
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帝塚山派文学学会の第11回研究会
帝塚山派文学学会の第11回研究会が開催され、次の演題の内容豊富な研究発表を拝聴させていただきました。(12月15日) 大変勉強になりました。(感謝!)
(演題)
西尾宣明「庄野潤三の文芸史的位置に関する考察」
村手元樹「庄野潤三と徒然草」
・「庄野潤三の文芸史的位置に関する考察」では以下の項目についてお話がありました。
一 庄野の文芸的出発
二 「第三の新人」とは
三 庄野小説の展開と方法
四 庄野潤三の文芸史的位置とは〜「第三の新人」作家たちと比較して〜
西尾先生は、結論として以下のように述べられました。
庄野小説が求める創作方法は、他の「第三の新人」の作家達とは決定的に異なる。
「語り手の眼前に現在進行しつつある生活感あふれる日常的世界を凝視し、それをかたくなに素材として小説世界を構築しようとした作家は、庄野ひとりだったといえる。」
・「庄野潤三と徒然草」では以下の項目についてお話がありました。
一 はじめに―庄野潤三「前途」…伊東静雄から「徒然草」を推奨される。
二 徒然草の滑稽と庄野の「おかしみ」
三 徒然草の取材能力と庄野の「聞く」志向
四 徒然草の構成と庄野の小説の構成
五 徒然草の思想と庄野の小説の思想
六 無常と日常
(結び)完結せず「いま」を開く庄野の手法(参照;「徒然草」第八十三段)…さまざまな可能性を包含した「いま」の豊かな手触りを描きだすこと。…
「徒然草」第九十三段…「然れば、人、死を憎まば、生を愛すべし。存命の喜び、日々に楽しまざらんや。…」
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