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伊東静雄を偲ぶ

1557中路正恒:2019/09/10(火) 01:31:20
「水中花」とわがひと
青木様、Morgen様、コメントありがとうございました。勉強になりました。

『夏花』についてはその前後のテキストを総合的に読んで解釈したことがなく、今日読み返した印象だけでもうしますが、「早春」と「疾駆」の二篇以外には「死にたい」という願望が基底に通奏低音のように響いているように感じます。
その願望がもっとも表面に近いところに出ているのが「水中花」だといえると思いますが、ここでも「遂ひ逢はざりし人の面影」は百合子の面影で、伊東が「死にたい」と思う理由もそのこと以外にはないと考えています。いずれもっとまとまって述べられればいいと思っていますが。

伊東静雄については拙著『ニーチェから宮沢賢治へ』1997年、創言社の中で「伊東静雄の〈わがひと〉」というタイトルで「冷たい場所で」と「哀歌」を論じたことがあります。それは『詩論』13号(1990年6月、詩論社)に「伊東静雄の『哀歌』における〈わがひと〉の問題」というタイトルで書いたものの再録ですが、これを私のHPにも掲載していて、webでも読めるようにしていることを失念していました。そのURLは:http://www2.biglobe.ne.jp/~naxos/nietzsche/wagahito.htm
です。なぜかページのデザインが狂ってしまっていますので、いずれ改修もしくば別のところに掲載したいと思っていますが、とりあえず今はそのことを紹介させてください。

いろいろお世話になりますが、よろしくお願い申し上げます。
皇紀2600年から国家総動員法への進行を繰り返さないように、油断のない構えをしていたいと思います。

http://25237720.at.webry.info/201011/article_35.html




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