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伊東静雄を偲ぶ

1405山本 皓造:2017/05/12(金) 11:50:44
『呂』探索記・その6
8/30(木)原野夫人宛御礼状

前略 昨日は押しかけて参上いたし、申訳ございませんでした。手厚いおもてなし、さまざまなご教示と、すばらしい眼福。奥様のお話から、原野先生のお人柄までが偲ばれ、まことにたのしく充実した一刻でございました。厚く御礼申し上げます。
昨日お渡しした原野先生の「伊東静雄のこと」や、『うらばなし』から、『呂』の同人として次のような方々のお名前が出てまいります。まことにご手数ですが、この方々について、現在の消息、ご遺族の連絡先等、もしわかっておりましたら、お教えを願いとう存じます。これらの同人で、もしかして『呂』を保存しておられる方がおありかもしれませんので(氏名別紙)。
野島様には近々お会いしてお話をうかがいたいと思っております。『雲』の中に、原野先生が伊東にふれて書かれた文章が尚あるようですので、こちらは燈影舎で調べるつもりです。
何かの折に『呂』がみつかりましたら、是非お知らせをいただきとう存じます。
お世話になった上、重ねてのお願いで、まことに恐縮に存じますが、何卒よろしくお導きの程、お願い申し上げます。右、御礼迄。    草々
  八月三十日
原野清香様

(別紙)
『呂』同人
  原野栄二、青木敬麿、伊東静雄
  〇 瀧波善雅(アララギ歌人・篆刻家)
  〇 藤野基一(住友本社・俳人)
  〇 鳥羽嘉寿夫(前赤穂市長)
  〇 岡本正三(医学博士・伊東のホクロを手術)
  〇 澤延常(子息茨木市?)
  〇 正岡忠三郎(正岡子規の跡取り)

9/4(火)原野夫人より

前略
先日は折角お越し下さいましたのに何のおもてなしも出来ませず、却って結構なお土産まで頂き、恐縮致しております。お申し越しの件、主人の知人にお尋ねしていますが、何と云っても主人のお友達は皆なくなっていますので、判りにくうございます。お尋ねはしていますが、どなたがいつお返事を下さるか判りません。何か判りましたら又お知らせします。只今私はあれから整形外科に通っています。病気□□なので只今思うようになりません。お許し下さいませ、何か判りましたら又お知らせ致します。野島もその内来ると思います。季節の変り目御身大切にご自愛下さいませ。  かしこ
原野清香 拝

[別紙]

主人の本棚に伊東静雄の詩集がありましたのでよろしければ貴方に差し上げます。そして、娘が本棚を片付けているので、入用の本ありましたら差し上げます。よろしければご覧下さい。原野

9/8(土)原野家訪問

野島氏と初対面。きさくにしゃべってくれて、話がはずみ、そこへ原野夫人も加わって、にぎやかな半日となった。

この後、数回にわたって野島-山本メール交換がありましたが、省略します。

期待していたものん、『呂』は結局、早急にはみつからぬ、という結論になりました。

(未完)




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