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伊東静雄を偲ぶ
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枕上読書断片(2)
木津川にかかる「流れ橋」は、流れるたびに新聞に載るので、いまや南山城の名所の一つですが、わたしはまだ行ったことがありません。たまたま Morgen さんの投稿のあった直後に、朝日新聞に「もう流れない? 流れ橋」という記事が出ました。地方版なので貼りつけておきます。
『立原道造全集3』はときどき休みながら読むのでなかなか読了しません。
その中で立原が伊東静雄に関説した個所をみつけましたので、ご紹介します。
・p.237(「風信子[三]」)
……何年かの間に僕もまたいろいろな人と会っては別れた。帰郷者はいつも、そんなことを言ふ――「時間の本性」と。……
これが伊東静雄を指しているのは明らかです。この文ではほかに、芳賀檀、亀井勝一郎、神保光太郎、山岸外史らの名前や著書があがっています。立原が「時間の本性」というとき念頭にあるのは、文脈からすれば mortalite や「会者定離」のコトワリであることも明らかです。
・p.269(「詩集西康省」)
伊東静雄にあって思索と呼ばれた場と、この詩人において輪郭と呼ばれた場とを注意して比べたまへ。……
立原が田中克己について、また田中と伊東との比較について、何を言いたいのか、その核心を全然つかめぬままに、とりあえず引用しました。
https://img.shitaraba.net/migrate1/6806.sizuo1906/0001390.jpg
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