したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

伊東静雄を偲ぶ

1169Morgen:2015/06/28(日) 00:07:16
映画『ターナー 光に愛を求めて』
 去年は、神戸市立博物館で『ターナー展』が開催され、その圧倒的な迫力に感動ましたが、今年は映画の『ターナー 光に愛を求めて』が公開されています。本日、映画ファンの家内に誘われて、梅田ロフトB1F「テアトル梅田」で観てきました。ターナーの個性的な人格描写に加えて、イングランドの19世紀の下町風景や海岸沿いのごたごたした海浜景色が再現されているようで、約2時間半の大作映画にも拘らず、興味深く鑑賞させて頂きました。

 ご存知のように、ターナーの絵画については、夏目漱石は、『坊っちゃん』のなかで「ターナーの松」[ターナー島」などとしてとりあげています。大胆な海や船の構図で、太陽の光や影を奔放な色彩を用いて描いており、イギリスの「ロマン派」画家ともいわれています。漱石は、ロンドン留学中に、国に遺贈されたターナー作品の大部分を収める「テート美術館」を訪れて、ターナーの絵画を鑑賞したそうです。小説のなかで「坊っちゃん」は、?ターナーとは何のことだか知らないが、・・・"と言っていますが、漱石はターナーの絵画をよく知っていたのですね。(言わずもがなのことではありますが…)

 夏目漱石が『坊っちゃん』を書いたのは「千駄木57番地」いわゆる「猫の家」(根津の上の高台で、森鴎外「観潮楼」の近く)ですが、その後(1911年)に早稲田南町に有名な「漱石山房」を建築しています。その漱石山房跡の発掘が新宿区役所のご尽力によって進められており、やがては再建される予定であることが、昨日のの朝日新聞夕刊に出ていました。
( 弥生美術館・竹久夢二美術館の隣りにあった「立原道造記念館」は平成12年に取り壊されたそうです。5月27日の投稿「小さい秋見付けた」でご紹介した近所の「サトウ八ロー記念館」(弥生2丁目)も20年ほど前に閉館されたそうです。)
 

https://img.shitaraba.net/migrate1/6806.sizuo1906/0001304.jpg

https://img.shitaraba.net/migrate1/6806.sizuo1906/0001304_2.jpg




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板