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電子回路/オーディオ回路掲示板

1851koji:2017/09/30(土) 21:39:02
HPA-12 2SK2145完全DCバージョン作成しました
kojiです。
 年末年始くらいに作ろうと思ってHPA-12基板を入手していたのですが、ついついパーツを買い漁りつくってみました。
 1台目ということもあり、素子の選別が不要で放熱対策などを考えなくてよさそうだったので、「2SK2145完全DCバージョン」としました。
 制作した際に、いくつか苦労した点は以下の点でした。
・真空管やトランジスタ時代の電子工作経験しか無かったため、やはり、2SK2145の表面実装に苦労しました。最初、肉眼ではんだ付けをしたのですが、付いているように見えていて、一部の端子が浮いていたようです。ルーペ付き作業台とフラックスを購入して、再度挑戦したところ、無事、付けることが出来ました。
・DCオフセットの調整で可変抵抗を最大にしても、一方が16mv、もう一方が32mvまでしか下がりませんでした。はんだ付けの失敗や接続ミス等も目視で確認したところ見つかりませんでした。それで、回路図をながめて可変抵抗に並列に付いている抵抗値を470Ωに変更したところ、無事、1mv以下に収めることができました。おそらく、素子のばらつきによるものかな?と考えています。

 ケースへの組み込みが終了して丸一日聴いてみました。
 鳴らし始めはザラザラした感じがありましたが、5、6時間くらいで雑味が取れてきました。エージング途中ですが、つややかな高音と、弾力感があるのにふくよかさも感じる低音が特徴的だと感じました。また、音離れというか、ギターのカッティングした音が散乱する感じが心地よいです。エージングによって、今後の変化がさらに楽しみです。

 完全ディスクリートということで部品数が多かったですが、その分、工作は楽しかったです。
 面白さにはまってしまい、もう1枚を作ってみようと食指が動き始めています。
 ネーミングの通り、「一粒で二度おいしい」ですね。
(ちなみに、入出力や電源トランスとの接続部分はターミナルブロックをつけて接続しているので、いつでも基板を取り替えられるようにしています)

 次に作るとしたら、サンスイ907サウンドチューニングか、2SK2145のA級のどちらにチャレンジしようと考えています。
 元々、サンスイの907mosを使っていたこともあり、サンスイ907サウンドチューニングをねらっていますが、素子の選別が大変そう…などと楽しく思案中です。

 参考にしたいので、それぞれのバリエーションの音質的な傾向のようなものを教えて頂ければありがたいです。

 電子工作の楽しみを思い出させるキットや基板を頒布して頂いているたかじんさんに、感謝です。





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