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テーマ前書き集
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:
編集部
:2014/06/12(木) 15:18:37
第24号「夢碍无」
第24号「夢碍无」 2010/8
むげんとは、夢幻か、無限か、無間か、はたまた無元なのか。投稿する同人は、いずれ
をも選べるけれど先ずは、「夢幻の如くなり」で良く知られた幸若舞の演目「敦盛」の
「夢幻の如くなり」をみて見よう。幸若舞は、源義家の十代の子孫桃井播磨守直常の更に
孫の桃井直詮、幼名幸若が始め室町時代に流行した語りを伴う曲舞(くせまい)の一種で
武士階級に特に好まれたという。
「敦盛」は、平家物語中、一ノ谷で平家の公達敦盛を討った源氏の武将、実は血筋とし
ては平家に属する熊谷次郎直実の無常観を主題としたものである。後に出家して法力房蓮
生と成る直実の台詞には「思へば、此世は常の住処にあらず。草葉に置く白露、水に宿る
月より猶あやし。金谷に花を詠じ、栄花は先立て、無常の風に誘はるゝ。南楼の月をもて
あそぶ輩も、月に先立つて、有為の雲に隠れり。人間五十年、化天の内を比ぶれば、夢幻
のごとくなり。一度生を受け、滅せぬ物のあるべきか。これを菩提の種と思ひ定めざらん
は、口惜しかりき次第ぞ」とあり、化天を下天と変えた信長の舞がよく知られている。
念のため、幸若舞の歴史を詳しく調べて驚いたことは、現在ただ一カ所だけ残るその伝
承地と言うのが、何と筑後川の向こう、嘗て佐賀線の最終駅があった筑後の瀬高なのであ
った。
??肥の国と筑の国との関係を探り続ける私が、偶然にも遭遇した地名、瀬高。
まことに良きかな縁(えにし)、深きかな縁(えにし)。
長岡 曉生
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