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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

705赤松次郎:2010/10/05(火) 06:36:39
窓辺にて−パウル・クレー
明日が私の誕生日だが、本屋に寄ってパウル・クレーの絵に谷川俊太郎の詩を添えた「響き
あう絵とことばのおくりもの」と言う題の絵本が気に入った。細君は誕生祝いに費用を出す
という。1500円

パウル・クレーについての私の知識は、近代建築の四大巨匠ル・コルビュジエ、フランク・
ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエ、そしてヴァルター・アードルフ・ゲオル
ク・グロピウス、そのグロピウスが創立したドイツの芸術と建築の学校「バウハウス」で、
クレーは関わっていたことから始まった。

建築においては造形や構造は言うまでもなく、色彩や配色およびテクスチャーのことまで学
ぶものである。私はクレーの写実的な描写や遠近感をあえて押さえた作品の二次元の世界に
封じ込めたフォルムや色彩のシュールさが好きだ。油絵の生々しい情念ではなく一種の観念
として凝縮させた静かな思想。そういえばクレーの日本画の蒐集は数十冊に及んでいたとい
う。やはりその影響で平面のなかに観念を封じ込めたのであろう。音楽家でいえばブラーム
スのような抑制された表現を感じるのは私だけであろうか。




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