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5422同人α総務:2019/10/03(木) 18:31:52
57号(テーマ:共感覚)作品紹介
 57号は夏号となるところ、飛び越して秋号となりました。間を置いたためか、今回は厚めの仕上がりになりました。
 「共感覚」という言葉に、聞き慣れない方も多いかと思います。表紙絵にある文字とその背景にも、なんだろう、何を意味しているのだろうと思われる方もいらっしゃることでしょう。前書きおよび『肥と筑 第四十七回』をじっくりお読みください。
 一年半ぶりに風野 茜さんが小鳥とともに登場です。竹内氏が二回にわたって板東平氏について語ります。既存のシリーズものの他、新たに『五十年前の「me」からの手紙』シリーズが始まりました。

『肥と筑 第四十七回』 長岡 曉生
 第四十四回から続く右脳・左脳関連の理論、およびこれに関わる日本人論をテーマにした勉強会は四回目になる。今回は京都に住む佛教学の教授をする響子の父、山南惠裕も勉強会に出席。
 他民族は虫の音を“雑音”として感じるのに、なぜ日本人正確には日本語人は自然界の声、味わいある声として捉えるのか――この疑問を脳科学、そして密教の伝来の歴史、金剛界曼荼羅・胎蔵曼荼羅にからめて紐解いていく。ブレイクタイムでは、惠裕の手土産「京観世」(和菓子)の味わいとともに共感覚の意味、成り立ち、日本語に刻まれたその痕跡を知ることができる。

『雑多な日々 ―小鳥とりどり―』 風野 茜
小鳥たちとの出会いを綴った作品。外国暮らしで見た小鳥、本や映画の中で登場した小鳥、
まさしく題名のとおり“小鳥とりどり”。作品の中から小鳥の囀りが聞こえてくるような気持ちになる。

『瀬戸内青年史―大学波瀾時代』 響灘王子
前回は親元を飛び出し新たな大学生生活が始まったところで終わったが、今回はその続き。大学紛争を横目に、学業どころか念願のバイクを手に入れツーリング、地元のバーでアルバイ等々の暮らしぶり。同じく当時青春時代真っ只中だった人は苦笑いをすることだろう。なぜか山田洋次映画「男はつらいよ」と同じ昭和の香りが漂ってくる。

『老いと詩境(二)』 神野 佐嘉江
長年住み慣れた緑あふれる住宅街から都会のマンションの上階で暮らし始めて2ヶ月、怒濤の1年が終わろうとする12月後半の、老夫婦二人の日々が、短い文+川柳で日めくり風に描かれる。登場人物はほぼこの二人だけ、その二人のふとした姿や気持ちのやりとり・駆け引きが生き生きと伝わってくる。
五七五の心地良いリズムにのった川柳からは、なぜか年寄りの不自由さ、辛さ、不安、寂しさの中に、これまでとは異なる自由、喜び、落ち着き、楽しさ(ユーモア)、そして新たな発見や感動があることに気付かされる。

『山荘便り(四)』 古賀 和彦
珍しく、今回は著者が長年拘わってきた同人誌や同窓誌の中の間模様が垣間見られる作品。読むこと、書くこと、そして静かに考える――が山荘暮らしの柱になっているかのようにも思える。そして飼い猫モロがいつもその横に。

『老板東平氏(一)』 竹内 一郎
「小さなころ貪るようにに読んだ子供向け戦記物『平家物語』や『源平盛衰記』等で、平安末期から鎌倉初期にかけてのおおよその歴史が頭の中に組み込まれている」――その著者が板東平氏にスポットをあてた。関東一都六県の成り立ちをみるようで、たとえ歴史音痴の人でも興味深く読めそうだ。

『五十年前の「me」からの手紙(一)』 万理 久利
目の前に突然現れた手紙の束。それは50年前の「me」だった。






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