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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

4971昭和のテレビっ子:2017/09/08(金) 17:27:16
年をとるのも悪くない
『ラスト・ショー』が放映された頃は70年代初頭。
NHKBSではこの映画の数日前に『ある愛の詩』をやってました。
これも70年初頭の作品です。当時たいそう話題になっていた記憶があります。

当時から映画館に行くことは殆ど無くこの映画にも興味はありませんでしたが、テレビで
取り上げていたり、友達との会話でストーリーだけは知っていました。フランシス・レイ
の音楽も。
不治の病を絡めた若者の純愛物語、何処がいいのか、観てもいないのに当時の感想。
それより前に映画やテレビドラマにもなった『愛と死をみつめて』と同じのりで、特別な
感慨はわきませんでした。吉永小百合の演技は大袈裟だなあ、その程度。
あの頃の私はかわいげのない乙女だったのです。
年をとって改めて観るとそれなりに違った感想がありますが、山口百恵演じる赤いシリー
ズ作品やヨン様で話題となった冬のソナタとと大して変わらない、乙女チックな情緒に流
されるだけの印象はぬぐえません。BGMと雪だるま、そんなシーンまでよく似ています。
乙女も元乙女も、うっとり物語の世界に引き込まれるのでしょう。

若い頃『ラスト・ショー』を観ていたら、多分パゴールさんと同じくぐっと心をわしずか
みにされていたかもしれません。年をとって初めて観た私の反応は、わしづかみではなく、
感慨深いものがじわーっとしずかに心に広がった、そんな感じです。

年をとるにつれ、記憶力や注意力が衰え、感受性、感情もうすぼやけてきますが、その分
悲しみも苦しみもやんわりと受け止められそしてぼやけてくる、そして若者にはみえない
ものが見えてくる、若い頃の私も、今の若者も、年寄りをなめんなよ…
近頃よくそう思うことがあります。
かわいげのない乙女がそのままかわいげのないおばさんになったようです。






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