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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

4910同人α総務:2017/07/21(金) 10:37:39
読まないで書評を書く
ネットでは個人ブログや出版社、新聞等に掲載された書評が溢れています。
時々目にするのが、文芸家評論家の文章を継ぎ接ぎしたコピペ書評。
果たしてこの人はその本をきちんと読んだのだろうかと疑いたくなるものがあります。
そんな私の疑問にずばり触れてくれた書き込みを発見しました。
↓全文引用

Problem Paradise? @propara 2017年7月19日
書評を書くときの、個人的な規律は次の2点。その本を読んでない人に、読んでみたいと
思わせること。そしてもう一つは、その本をすでに読んでいる人に、なるほどと思わせる
ような、読んでいる人間にしかわからない「読んだ証明」を必ず入れること。読まなくて
も書けるような書評は書きたくないのです。

読まずに書評する、という人がいることは、書評を読めばすぐわかります(そんなこと、
読む人が読めばわかってしまうので、それをわかっているのにやるのは大胆だなあと思い
ますが)。実際、その手の人たちは、それなりのスキルを持っているので、読まなくても
ネタさえあれば書評が書けてしまうのです。

たとえばこんな例を。ナボコフは意地悪な人なので、読まずに書評を書く人間がいること
をわかっていて、ある小説の序文で、この小説にはこんな場面が出てくる…という実例を
並べました。それは実は本文を読めば出てこない場面で、そういうインチキ書評家に対す
るトラップなのでした。

ところが、日本でその翻訳が出たときに、みごとにそのトラップにひっかり、その序文だ
けを読んで「こういう場面が出てくる…」と書評を書いた人がいました。お気の毒に、と
言うしかありません。
(若島正氏ツイッター https://twitter.com/propara より)






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