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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ
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公衆電話
すっかり見かけなくなったのが公衆電話だ。以前はだばこ屋の脇に、駅構内にずらり、
コンビニの脇にも…。もちろん携帯電話の普及の結果だろう。同じように赤い郵便ポスト
もぐっと減った。こちらも電子メールやライン、宅配便の登場によるものだろう。
近くの平和公園の片隅にその電話ボックスがそっと立っているのに気が付いた。
何度もこの公園の脇を通っているというのにだ。
気が付くきっかけとなったのが、公園内でたった一人、自転車に跨がったままじっとして
動かない少年だ。自転車ヘルメットを被った少年は何かをじっと見つめていた。その先を
見ると小さな女の子の手を引いて携帯で話をしている若い女性がいた。その横にあったの
がこの電話ボックスだ。
電話ボックスが懐かしくて携帯でパチリ。帰り際少年が半泣きで叫び始めた。
「早くもどっできてよ〜、早く〜! 早く〜!」
思わず近寄って声をかけた。
「あそこにいる人君のお母さん?」
「ウン」
「待ってないでお母さんのとこ行けばいいじゃない。君男の子でしょ」
「だってここで待ってろって言われたんだもん」
気になって振りかえるとまだ自転車に跨がったままだった。
私にもこんなことあったなあ〜。胸キュン。
2016.8.11
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