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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

4341万理久利:2016/06/08(水) 17:47:09
今日の虚構新聞
“亀山製菓は7日、米菓「柿の種」から柿の種を抜いた「種なし柿の種」を発売した。”
こんな文から始まる。これだけでナンセンス感が溢れてくる。オキシモーランではないか。
その後に続く製法についての苦労話もまたオキシモーラン的だ。
思わず世の中にはこんな馬鹿馬鹿しいことがゴロゴロあるのではないかと、笑いの中に風
が吹く。

 記事の終わりには、必ず本の紹介がある。今回は寺田寅彦『柿の種』だ。
記事とは関係のない場合も多いのだが、好きな寺田の本なので「青空文庫」で調べてみた
ら復刻されていた。早速読み始める。
 これがなかなかいい。大正9年から昭和10年まで彼が俳句雑誌に載せてきた、何気な
い日常の雑感をまとめたものだ。やっと大正13年まで読んだところだが、科学者らしい
観察眼と同時に、着目点、気付き、そして文章が上手い。彼の描く挿絵も味がある。

??????????哲学も科学も寒き嚏(くさめ)哉
彼の俳句だ。いかにも彼らしい。この『柿の種』に相応しい句に思えてしかたない。
しばらくこの本の虜になりそう…。






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