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徐福と吉野ヶ里
岩波『図書』6月号に「種子は希望」という題で楊逸氏の随筆が載っていました。
読んでみると、何と徐福のことが書かれていました。長年この冊子を購読していますが、
徐福は殆ど見かけなかったと思います。珍しい!! もっともよほどの専門誌(歴史ニー
ト誌)でなければ彼のことはとりあげないようですが。
著者の名前は初めてです。数年前に芥川賞までとった日本在住の中国人作家(女性)と
ありました。縄文、弥生時代に中国と日本の技術、文化の先駆者となった徐福船団(中国
渡来人)を現代の中国人作家がとりあげていることに興味を持ちました。同人誌αでも
「肥と筑」で長岡氏が徐福をずっと取り上げてきていますが、こちらは日本人。しかも吉
野ヶ里が本籍地です。「肥と筑」の中で触れられていた徐福および随行者たちの様子と重
ね合わせながら、比較しながら読むことができました。
2014年著者が吉野ヶ里を訪ねていった時のことも書かれています。失われつつある
故郷中国の古の空気を思い出し、懐かしんでいるようにも思えました。趣味水彩の貧乏絵
描氏が吉野ヶ里を訪れたときの絵とコメントをつい思い起こしました。
爆買い専門で日本を訪れる人もいますが、京都奈良だけでなく、地方の歴史が残る場所
を訪れる中国人、その他アジア人が増えました。先日も佐賀鹿島の祐徳稲荷を訪れるタイ
人がテレビのニュースで取り上げられていました。母国と同じ雰囲気があるようで、人気
スポットになっているとか。日本各地には、当の日本人が気づかないだけで、たくさんの
中国・アジアの匂い、薄れつつある匂い(古い建築や、書や絵画や景色、技術等々)が残
っているのかもしれません。
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