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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

4296昭和のテレビっ子:2016/05/18(水) 17:41:46
連休のテレビ映画館2
顔 (2000年公開) 5月3日 BSTBS
福田和子事件をベースにした犯罪映画とあるが、福田和子に負けない位に人間の心と体の
のすさまじさ、醜さ、其の中の喜び苦しみ、生命力の不可思議さを体現して見せてくれた
のが、主人公藤山直美だ。父親譲りの演技の天才、お笑いの天才だと常々思ってきたが、
この映画でますますその感を強めた。いくらなんでもあそこまで…という演技を次々行う。
それが演技とは思えないくらい自然なのだ。たとえ女優だとしても、自尊心が許さないの
では?というところまでぐいぐいと、平然と演じていくのだ。かつドロドロのシーンでも
ひょんな所でペーソスと笑いまで引き出してくれる。

脇役がこれまたすごい。クリーニングを営む両親國村隼・渡辺美佐子、姉に殺される美人
の妹牧瀬里穂、レイプ犯の中村勘九郎、神戸大震災の被災者を受け入れるこころ優しいラ
ブホテル経営者(最後は借金苦で首つり自殺)の岸部四郎、主人公が35にして初めて恋
した相手佐藤浩市、ヤクザの豊川悦司、皆それぞれが持ち味を出し、藤山直美演じる主人
公を盛り上げてくれている。監督がいいのか、役者がいいのか、両方だろう。

漸く小さな島で平和な心を時間をとりもどした主人が警察につかまりそうになり、「さら
ばじゃ!」と言ってまた逃亡。ピンクの浮き輪で海を行く豪快な彼女の姿で幕。
内容より直美さんの演技が凄い、あっぱれ!! 2000年度の日本国内の映画賞を総なめ
にしたのも納得がいく。でも、気持ちが沈んでいるときに観る映画としては相応しくない。






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