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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

4265昭和のテレビっ子:2016/04/25(月) 13:56:09
『久米書店 〜ヨクわかる!話題の一冊〜』
 これも行き当たりばったりで見る番組。久米宏に政治を語らせるとその軽さが鼻につく
ことがあるが、この番組ではむしろその軽さが、本屋の店主久米の軽妙さとなって彼の持
ち味が生かされているようだ。落ち着いていて、少しエロチックな店員壇蜜が久米の重石
役になっているところもいい。
 著者を迎えてのブックレビュー番組、そんな設定もいい。そんじょそこらの偉そうな書
評にはない「本の持ち味」を引き出してくれる。著者の素顔を引き出してくれる。

 昨日は2014年の再放送だった。精神科医片田珠美氏を呼んで、その著書『他人を攻
撃せずにはいられない人』を取り上げていた。精神科医と言えば斎藤茂太やテレビ好きの
名越康文や市民運動?に没頭中?香山リカ氏が浮かぶが、片田氏は初めて耳にした名前だ。
 「精神科医は患者に偉そうなこと言っているけど、この私だってだめ人間なのよ。自分
の悪いところをもっと知りたかったから、どうにかしたかったからこの路に進んだような
ものよ」「私は精神科医の異端児よ」そんなことを笑顔で言う彼女、なかなかいいではな
いか。

 この本以外の彼女の著書を調べてみた。その中でちょっと読みたくなった本をあげてみる。

『なぜ、「怒る」のをやめられないのか 「怒り恐怖症」と受動的攻撃』光文社新書、2012年
『正義という名の凶器』ベスト新書、2013年
『他人を攻撃せずにはいられない人』PHP新書、2013年
『プライドが高くて迷惑な人』PHP新書 2014
『自分のついた嘘を真実だと思い込む人』朝日新書 2015
『他人の意見を聞かない人』角川新書 2015
『孤独病 寂しい日本人の正体』集英社新書 2015
??う〜ん、どれも興味津々のタイトルだ。

 彼女はラ・ロシュフコーに傾倒しているようだが、なるほど彼女の辛辣ぶりが判る。
中島義道が哲学者のひねくれものとしたら、彼女は精神科医のひねくれものなのかもしれ
ない。ともに人間の真実を「ひねくれ」という形を通してよく語ってくれている。
 
※『久米書店 〜ヨクわかる!話題の一冊〜』:BS日テレ 日曜日18:00 - 18:54






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