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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

4218万理久利:2016/04/06(水) 16:05:45
映画「ダーティハリー」
  ??
主演:クリント・イーストウッド 監督:ドン・シーゲル  配給:ワーナー・ブラザーズ 公開:1971年


 『グラン・トリノ』のイーストウッドと比べるとなんて若いのかしらん。
「ダーティハリー」映画を観るのは初めてです。朝鮮戦争経験者の主人公役を演じてい
たグラントリノですが、今度はベトナム戦争で心を病み、殺しに快感を覚えるようになっ
た殺人鬼をしとめるロス警官役です。
 内容は当時のアメリカの空気を反映したものなのでしょうが、どこかすさんだ雰囲気の
社会で繰り広げられた「活劇」イメージだけで、興味はこれまで全く湧かなかったし、今
回初めて観ても同様の感想でした。
 筋立てはつまらなかったのですが、一度捉えた殺人鬼を「犯人にも人権がある。手続き
を無視しているから、無罪放免釈放だ」と憲法学者でもある判事が言った言葉には思わず
笑ってしまいました。もちろんそれを聞いた主人公は「あんな奴に人権などあるのか、ま
た人を殺すに決まってる」と怒りを抑えて部屋を出ました。

 それでも最後まで観たのはなぜか。もちろんイーストウッドが西の「高倉健」だからで
す。知性というよりも、健全な心と健康な肉体で戦う男…二人とも同じ雰囲気を持ってい
ます。映画の中の主人公二人ももそれを演じる現実の二人もどこか良く似ています。
 映画公開の1971年の高倉健の作品を探してみたら、「昭和残侠伝 吼えろ唐獅子」
がありました。なるほど、やっぱり二人はよく似ています。
年齢も一つ違いです。

 私は年をとってからの二人の作品が好きです。役者として、人間としていい年の重ね方
をした二人だとつくづく思います。人間、年老いてからの姿、芝居にその人の考え方生き
方がよく現れているものです。
 ソース顔で行動的で減らず口をたたく男、片や醤油顔でゆっくりで口べたな男、ともに
“知性で勝負”という役は殆どみられませんが、なかなか味のある役者/人物であります。
年をとってからの二人はともに熟成古酒といった味わいがあります。






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