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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

4204キメラ1号:2016/04/01(金) 07:30:33
オキシモーラン的エイプリルフール−その1
オキシモーラン社による新商品のご案内
◆ニャン眠剤発売
 さるNPO法人がまじめに統計をとったデータによると、先進国では97%の人が不眠に悩んで
いるという。その原因が配偶者・恋人、病気、リストラ、職場の人間関係、近隣関係、社会体制
にたいする不平・不満、憤りなどのルサンチマン的憎悪などがあげられる。途上国においては明
日のコメにも事欠くあり様の生活を強いられている序民は、一日中重労働にあるため横になれば
即ち爆睡し、不眠の悩みどころではない。

 我が家の猫、ミラノ公ドヴィーコ・マリーア・スフォルツァ(通称イル・モーロ)は私がソ
ファに寝そべっていると、どこに寝ていても私の所へやってきて、体の上でぐうぐう眠るのがい
つものパターンである。猫がよく眠るという事実は昔から知られていのだが、それにしてもモロ
の睡眠時間は並ではない。
 Yahoo(ヤッホー)の『知屁袋』によれば、経典などをネズミから守る為に奈良時代頃に
中国から輸入され、古くは「禰古末(ネコマ)」と呼ばれていたことから、江戸時代の学者達は
この語源について、いろいろ考証をしていたようである。
 ●「鼠子(ねこ=ネズミ)待ち」の略
 ●睡獣(ねむりけもの)=よく寝る動物の意
 ●ネエネエと鳴くけもの=鳴き声に由来する説。昔の人は、猫の鳴き声を「ネエネエ」
  と表現していたらしい。「こ」は小さいもの、身近なものという意味の解釈。
 ●「ねけもの」が転じて「ねこま」=これは、あの有名な滝沢馬琴が主張した語源ら
  しい。
 ●寝小魔(ねこま)=よく寝る小さな動物の意。魔は神でも人でもない有情生物を意
  味する原語で、動物の総称にも使われていた。

 ところで猫の睡眠時間はだいたい12〜16時間らしい。しかし我が家の猫は測定したところ23時
間17分13秒11の睡眠時間で、覚醒している時間はなんと一日わずか47分46秒49なのであった。
そこでオキシモーラン社の富士五湖駐在員の私としてはその特性を世のため人のためになる商品
開発を思いたった。
 猫の縄張りを示すためのマーキングは尿スプレーと言われ、通常の排尿と違い少量の尿を垂直
な物に立ったまま後方に向かって噴射する行為で、強烈で独特な臭いがする。そのスプレー液を
集め、神聖な富士山の湧き水、キツネノカミソリから抽出したアルカロイドを少々、72時間煮沸
攪拌凝縮常温冷却抽出形成方によって純度の高いエキスを睡眠剤として販売することである。
ヒルティの『眠られぬ夜のために』に書かれている人生、人間、神、死、愛などの深い思想によ
る安心立命を得ての安眠ではないけれど、アーラヤ識のなかに潜在的に蓄積された「眠りたい」
という己のプラティカルな欲望を誘発させて眠りにいたらしめる薬である。まずは「睡眠障害で
一ヶ月の療養が必要」との医師の診断書をもらい、表から姿を消した辛利氏にさし上げたい。
 人体への薬の治験はどうなされたかと問われれば、富士五湖駐在員の家族が半年間の実験の知
見のうえ、スマホ、パチンコ、アルコール・ニコチンなどの依存症、腎臓、肝臓、骨髄などの器
官の機能を障害するような副作用も全くない新薬であることをここに証明するものである。
 「深川いなせ大学」の滝沢馬券教授(滝沢馬琴より十五代目)によると、使用後の目覚めは大
穴を当てたときの至福感と、野に自由に遊ぶ仔猫のほどよい疲労感を覚えたすばらしい睡眠薬だ
というコメントを残している。
 関係者からのお詫び、このたび滝沢馬券教授はニャン眠剤を少し多めに使用したため、それ以
来一度も目覚めることなく、笑気ガスを吸引した時のような、幸せそうなアルカイックスマイル
を口元にたたえて安眠中であります。この後のコメントについては滝沢馬券氏の長男であり、現
在「中山競馬大学」の滝沢馬糞准教授に依頼しています。
  ●価格:小瓶  2,980円(ニャンキュッパ)
      大瓶 11,131.719円(いいおとこ いさみ いなせ いき)まるで
         九鬼周造の『「粋」の構造』の神髄のような値段と評判である。
  ●電話:0120-373-2374(おおいにわだい みなさん ふみんなし)まで、いまから
       30分以内に電話を、テレフォンオペレーターを増員してお待ちしています。




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