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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

4127昭和のテレビっ子:2016/01/31(日) 21:16:29
『青春』
脚立から足を踏み外し転倒。歩くこともままならず、何より痛みでどうしようもない。
体と頭を動かす作業は全て中止して、痛みを紛らわすためにテレビ観賞だ。
見覚えのあるお顔、日野原重明氏と篠田桃紅さんの対談をやっていた。
題して「達人達. 100 回 記念スペシャル オーバー100 歳 対談」
二人並ぶとまるで、怪人、超人の男女そのもの。

以前聖路加国際病院で日野原氏を交えた会議に参加したときの氏の印象は、話に聞いてい
たものとは大分異なり、医師の面より「経営者」としてのかなり強引で収益性への拘りを
感じたことを覚えている。当時の彼は米寿を迎える少し前あたりだっただろうか。

二人のことを怪人、超人と書いたが、その中身の中心にあるものは「若い」ということ。
日野原氏は体を丸め、歩くことも姿勢を保つのも少々不自由、篠田氏は昔の美貌はないけ
れど、そんなことどうでもいいくらい二人とも気持ちが若い。生き生きしている。医療を
通じて人と向き合う、芸術の世界の中で「自分」ならではの作品創り、それを百歳を超え
た今も続け前進している二人の姿に驚かされた。

篠田氏は粋な着物姿で姿勢もしゃきっ、キリリ。今の私よりずっとしっかり歩いて車椅子
に乗る日野原氏の前に進む。やっぱり怪物だ。
長生きの秘訣を聞かれて「普通に生きてきただけ」と二人は言うが、精神の若さ、前向き
さ、それが肉体の老いより人より数段勝っていたのだろうと思った。

   人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる
   人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる
   希望ある限り若く  失望と共に老い朽ちる

有名なサミエル・ウルマンの「青春」にある言葉だ。以前はありきたりの、恰好付けだけ
のきれいな言葉だと思うこともあったが、この二人の話しを聴いていて、今この言葉には
しみじみ感じ入るものがある。






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