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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

4077同人α総務:2015/12/22(火) 14:50:54
同人α45号簡単紹介(前半)
 45号テーマは長岡氏提供「業」。前書きに前号のテーマ[生命]の流れを引き継いだ
とある。「業」とは数種の読みとそれに繋がる意味があることが記されているが、どの意
味にも共通して意味合いはゴウ、カルマン、連綿と続く魂、輪廻、因果応報といったニュ
アンスである。
 偶然だろうか、今回は縄文時代に触れた『肥と筑』、青森の巨大縄文遺跡から出発する
竹内氏『競合と共生』、そして後半には『アルタイ語族と日本語』で博田氏が言語から迫
る日本人のルーツ紐解きでアイヌ、沖縄民族、にも触れ縄文時代の日本にも遡る。

(目次順)
1.『肥と筑 第三十五回』長岡曉生
お宝、水銀が採れる丹砂、それを奉る丹砂神社、そこからなんと空海弘法大師へと繋がっ
ていく。「弘法大師の先祖は蝦夷(エミシ)だった」。渡来人徐福群団が日本を北へと移動し、
技術を広めた痕跡を辿るのと同じく、東国から蝦夷が南へと移動していった痕跡を辿る面
白さがある。これまでの肥と筑を振り返る面白さもある。


2.『競合と共生ー生命(二)』竹内一郎
テレビ番組で縄文時代[三内丸山遺跡]を捉えて、当時を「自然と共生し持続可能な社会」
と評する。この言葉に違和感を持った著者。自然とは何だ、ここからスタートする。たま
たま知性を備えた人類。何も偉いことでも、もちろん自然を支配する生物でもない。自然
と人類が競合する、共生する、その言葉自体への違和感だ。人類も自然、地球、宇宙の中
の一部にすぎない。恐竜と同じく絶滅だってありうる。それでも著者は、人類らしい選択
をし続けるだろうとの希望は失わない。

※文頭に出て来るテレビ番組の再放送を発見。
NHKスペシャル アジア巨大遺跡 第4集「縄文 奇跡の大集落」
明日23深夜25:15から。観てから作品を味わうのも一興。


3.『人生詩』神野佐嘉江
季節は11月。主人公家族は三人、時期をずらして風邪気味だ。
著者みずから述べていたように、「生きる」「生命」は永遠のテーマ。この作品では淡々
と普通の主人公の普通の生活、周りの普通の人々の生きる姿が描かれている。
「普通」の中に、生きる喜びや輝くものがある。「普通」を綴っているようで、一人一人
に決して普通ではない、それぞれの「輝き」「奇蹟」「愛おしさ」を感じさせるものがあ
る。

????????後半に続く






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