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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ
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レンズの向こう/武蔵野
岩波「図書」に連載されていた赤坂憲雄の『武蔵野を読む』が、10月号で最終回を迎え
た。たまたま「レンズの向こう」で武蔵野の一本松や雑木林を見かけるようになったこと
や、このところ続けて読んでいる石川英輔「大江戸シリーズ」で江戸の中心街から直ぐ隣
には自然溢れる畑や花見スポットがたくさん在り、武士も町人も商人も生活の折々にみん
な同じように弁当をもって歩いて出掛けたことを知ったばかりだ。国木田独歩が愛した武
蔵野をとりあげたこの『武蔵野を読む』が毎回の楽しみにもなった。
武蔵野といっても東京埼玉にわたる大分広い場所のようだが、独歩が生きて居た頃の風景
に近い物は、大分遠のいて埼玉あたりに限られてきているのだろう。
国木田と友人柳田国男、ともに武蔵野の自然に惹かれた。そういえば、二人にとっては江
戸はついこの間のことだ。独歩が若し頃住んだ渋谷村ですら、少し歩けばもう大根畑とは
らっば。当時まだ地上を流れていた宇田川も川底まで見えたに違いない。
時は流れ、景色は激変したが、平成に生きる竹内氏も独歩と同じく武蔵野の自然の風景に
導かれているように思える。
??Photo by I.Takeuchi 2015/9/22「初秋」より
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