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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

3543万理久利:2014/12/27(土) 21:36:08
肥と筑 第三十一回 −評 2
スサノヲ・五十猛親子が佐賀を基点に北上して日本に植林技術を広めていったと言う話を
聞いたとき、何で「木」なのかとチラリと疑問を抱いたのですが、それに続く様々の話で
裁ち切れしていました。今回著者は触れてくれました。スサノヲ神→蚩尤神→兵主神(徐
福の故郷で)→兵器=鉄。この構図(繋がり)から言って製鉄に結びつくのだと著者は分
析します。木は製鉄に必要な燃料だったわけです。当然徐福や親子が日本を移動する時に
使う船も「木」。このあたりは、「キトラの謎解き」に挑む歴史学者たちの推論展開を彷
彿とさせます。

今回は出雲から出て来たという「紀氏」、の紀、スサノヲ親子の出発地「肥前基肆郡」の
基、豊入彦が出向いた東国を流れる「鬼怒川」「毛野河」の鬼(キ)、毛(ケ)、これら
は全部「木」に繋がり、そのことからみて、スサノヲ(徐福)の足跡でもあるわけです。
著者が意識した否か定かではありませんが、テーマである「氣」(キ・ケ)の読み方と似
ています。スサノヲは植林技術を広めることによって製鉄に必要な「木」だけではなく日
本統一への「氣」をもたらしてくれたように思えます。NHK「キトラ」に出ていた学者に
は、著者が度々分析の材料とするこの漢字(文字および読み)からの取り組みをする人は
いませんでした。「キトラ」は「木(紀/氣)捕」の推測はやはり無理があるのでしょう。

「キトラ」だけでなくNHKの歴史物番組は、漫画や年表、地図、寸劇等を夾んで私のよ
うな歴史音痴にも判りやすい構成になっています。専門家の為の番組でもないし、また見
漫画や寸劇はテレビだからできることですが、作品に年表や地図を夾むともっと読みやす
くなるかと思います。歴史に詳しい方でもやはりあった方がいいのでは? 著者がアレン
ジするものには、それなりに作品に合わせた内容になるはずですからなおのことです。
是非とも検討していただきたいところです。
  おわり
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