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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ
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生き方が文章にでる
「生き方が芝居にでる」これは高倉健が数年前NHK番組のインタビューに答えた時の台
詞だ。だから、体も心も日々鍛えながら、耐えながら生きたのだろう。
「どの役をやらせても高倉健だ。」私の感想はそんなところにその理由があるように思え
る。その姿勢が、一作一作にその演技の中から沸き立ってくるからだ。
俳優だけでなく、作家にも同じことが言える。
著作にもその人柄や生き方が見えてくるのだろう。
随筆はもちろんのこと、創作の中でも書き手の姿が浮かびあがってくる。
創作の世界の登場人物の匂いとともに、著者自身が生きてきた匂いが漂ってくる。
高倉健の匂いは人により受け取りかたが異なるのだろうが、真摯で優しい匂いであること
は共通しているに違いない。確かに匂ってくる。
若いころは先輩役者の芝居を真似ることもあっただろう、盗みとることもあっただろう。
それでも確実に自分の演技、彼にしかできない演技を作り上げていったのだ。
人の文章を読んでいて、書いた人のそれまでの生き方を考えることがよくある。
人の文章を素知らぬ顔で自分の文章として書く人もいる。どんな生き方をしてきたのだろ
うとつい考えてしまう。その文章から、言葉に対する姿勢に始まり生き方にまで及んで
しまうのだ。
自分の文章はどうかを考えてみる。他人を見る前に自分が先決だ。人のことは言えない。
彼が残した205本の映画と比べて、私はいったい何が残せたのだろうとしみじみ思う。
遅まきながら今からでも、いい生き方を手探りながら少しづつ実践していこう。
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