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3496万理久利:2014/11/23(日) 16:14:18
樺太犬にも律儀で遠慮深い「高倉健」
『南極物語』(1983年、蔵原惟繕監督)フジテレビ2014.11.21

 以前TBS60周年記念ドラマで木村拓哉版を観た事がある。高倉健に変わる平成男優と
して木村が抜擢されたのだろう。木村40代、 高倉50代前後の時の撮影ではあるが、
比較してみるのもおもしろい。ともに仕事以外の自分はさらさない、一人でいることを好
む、体力維持の努力を惜しまない、「形」に拘る個性のある役者だが、二人には「平成と
昭和」あるいは「ソースと醤油」の違いといったものがある。

 テレビドラマと俄然異なったのが、南極の風景の美しさだ。撮影期間も、かけた費用も
ドラマとはスケールが異なるのだろうから当然のことだと思うが、BSNHKで時々みる高画
質の自然ドキュメンタリー番組のようだった。ドラマでは木村拓哉が主役だが、映画では
高倉健ではなく、むしろ樺太犬と南極大陸の自然だ。高倉健の演技もグッと抑えられてい
たように思える。自ら抑えていたのだろう。大自然そしてその中で生きぬく犬たちの前で
「自分は、不器用です。ちいさなつまらない人間です」と遠慮深く目を伏せていたに違い
ない。

 高倉健と同様、しぶみの効いた、私生活を語らない渡瀬恒彦が出ていた。はじめ誰かわ
からなかった。高倉健の前ではそんな彼を「渡辺いっけい」と勘違いしたくらいだ。
 良くも悪くも、健様の影が薄かった。






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