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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ

3450万理久利:2014/10/11(土) 22:47:58
「駅 STATION 」 −邦画
 きまぐれにBSボタンを押したら、高倉健が出てきました。最後の10分程度だけでした
が目をぱっちり開いて見続けました。見たことのある映画ですが、健様の演技は何度でも
見たい…。
 倉本聰監督 1981年作品です。監督が惚れ込んだ北海道が舞台で、高倉健はオリンピッ
ク射撃の強化選手の警察官、これが原因で離婚とあいなったいつものように寡黙でせつな
い役どころです。円谷選手の自殺のニュースを聞いて共感を覚える英次(健様)にますま
すせつなくなったことを思い出しました。

 最後は居酒屋「桐子」を訪ねる場面です。互いに恋心を抱いた倍賞千恵子演じる桐子も
英次も殆ど口をききません。そこに桐子が点けたテレビから八代亜紀が歌う「舟歌」が流
れます。歌の終わりはルルル、ルルル…、これまた健様が別な映画の終わりに歌っていた
のと重なりました。「臭さ」を通り越して、一種の芸術に踏みこんだ場面のようにも思え
てきます。「芸術」という言葉を使うのがおこがましいのなら、日本の誇るべきサブカル
チャーとでも言ったらよいのでしょうか。
 英次はまた桐子ひとり残して、辞めるつもりだった職場へと雪の降るプラットホームに
立ちます。悪く言えば煮え切らない男、英次、健様。「自分、不器用ですから」、寡黙な
男のこの一言でなぜか何でも許せてしまうのです。どうやらすっかり高倉健オタクになっ
てしまったようです。






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