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レンズの向こう/秋の虫
?????????????? 影
ヤモ
『秋 1』2014 Photo by I.Takeuchi
少年(ガキ)時代ヤモ気違いであった頃のことを書こう。いまも時々あの当時の熱き思
いがよみがえることがある。
佐賀に帰ると近くの掘割を散歩する。当時、そこはまだ田んぼの真ん真ん中であった。
初夏より毎日網かモチ竿をもって夕方まであたりを探検しまくった。もっとも探検という
にはあたらないかもしれないけれど、このあたりにはヤモが多い。また掘割のどのような
位置でまちぶせすればヤモがとりやすいとか、いろいろそれなりのノウハウを研究したも
のだった。それはもはや思い出に過ぎない。
昔の田園はなくなりすべて瀟洒な住宅街となった。掘割もかなり整理されて少なくなっ
てはいるが、歩いているとヤモを見つけることができる。しかしそれを追い求める子供の
姿はみえない。ヤモにとっては命を脅かされることなく生きていけることなのだと思うが
人間側に立ってみると、なんだかはなはださびしいというか、おもしろくない。
やれ自然を大切にとか子供を危険から守れとか、本能がだんだんと衰えているような気が
する。 竹内
(同人α27号2011.6『馬上少年過ぐ、あるいは黄昏 』著者コメントより)
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