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☆☆☆☆☆ 同 人 α ☆☆☆☆☆ - ニューロン・カフェ
-
無限回廊 第十六回 評の3(完)
「つまらぬ分別」も、ことロマンスとなると子供も大人もどこかウットリと薄らぐ。
科学的根拠/ロジカルな説明への欲求が殆ど生じてこないからだろう。
作品の終わりの部分に、アルタイル(彦星)にラブレターの代筆を請われたバード・ブ
レインがそれをベガ(織姫)に渡すために天の川を渡る場面が登場する。時期が重なった
ためか宇宙を舞台にした美しい描写だと思った。ばりばりの科学ファンタジーだからこそ
光ってくるシーンでもある。
この作品が出てからしばらくして、著者とは全く関係のないウェブサイト「虚構新聞」
(ニューロン・カフェリンク集)に、織姫と彦星の間をとりもつ陰の立て役者勝彦(デネ
ブ)の話が7月7日に掲載された。さらに川端康成の恋文発見のニュースがテレビに流れ
た。あまりのタイミングに驚いた。作品を書いた時点では著者は目にしていないはずだ。
川端の恋文を読んだからには、評者はバード・プレインが書いた代筆恋文も読みたくな
る。残念ながら作品中には載っていなかった。何時の日かこの作品の中で是非とも披露し
ていただきたいものだ。
??『世紀のラブレター』(梯 久美子著)という本を7月に目にしたのも偶然であろうか。
梯、ハシゴ? ふりがなをたどると「カケハシ」とあった。どんぴしゃりではないか。
恋文代筆屋デネブのペンネームを「梯(カケハシ) 勝彦(カツヒコ)」としたらどうだろうか。
いろんな偶然が重なり数倍楽しめたような気がする。
おわり
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